2006年7月12日号掲載記事より
マンダムがギャツビーを全面改良、第1弾「ムービングラバー」を発表
マンダムは6月29日、「ギャツビー新製品発表会」を開催。今秋から「ギャツビー」ブランドを全面リニューアルするとともに、第1弾製品としてヘアワックス「ムービングラバー」を新発売すると発表した。
今回の全面リニューアルでは、最近の若年男性のオシャレに対する価値観の変化に応え、新コンセプト「Fun to Groom」のもと、オシャレやトレンドに敏感でオモシロイことが大好きな男子学生に“旬なカッコ良さ”を提案できるアイテムを積極的に展開していく。
8月23日から新発売する「ムービングラバー」シリーズは、フレキシブルかつ包容力のある存在感で、思い通りに自分自身を表現できるスタイルを実現する新感覚のヘアワックス。独自の“ムービングラバー(新開発ポリマー)”配合で、髪を固めることなく、旬の動きのあるスタイルを誰でも自由に楽しむことができる。
販促展開については、クチコミなどのWEBコミュニケーションを重視し、マーケティングのハブを“ホームページ”に設定。ギャツビー専用ホームページに、各製品の具体的な使用方法を動画で紹介するコンテンツなどを設置する。
西村社長は、「今回で7世代目となる新ギャツビーでは、グルーミングを楽しんでいただくことを重視し、コンセプトを『FUN to GROOM』と設定した。これにより、従来の“スポーティ”“ハード”“ワイルド”などのイメージから、“スタイリッシュ”“オシャレ”“センスが良い”といった新世代の男性化粧品ブランドのポジションを目指したい」とした。
JACDS、処方箋医薬品指定商品に関する対応についての中間報告を発表
日本チェーンドラッグストア協会(松本南海雄会長)は7月5日、「平成17年4月1日からの処方せん医薬品指定商品に関する協会対応について」中間報告を行った。
この課題については、6月20日に会員企業、メーカー・卸売業らに対して緊急連絡した後、翌21日に厚生労働省監視指導・麻薬対策課を訪問。その時の指導内容を会員企業に連絡し、周知徹底に努めたほか、メーカー・卸売業の強力で該当商品の一覧表を作成。第1弾を6月23日、第2弾を7月1日に会員企業に送付した。調査できた該当商品は1167品目で、これにより、会員企業店舗における該当商品の撤去を図った。
また大阪府健康福祉部からは大阪府出店会員企業に対して通知の要請があり、対象全35社にFAX連絡。全会員企業にも通じる内容であることから、全会員向けに用紙をコピーし、周知徹底に向け送付した。今後は、実態調査および原因究明・再発防止に向けた報告書を7月中旬ごろに公表する予定。
ユニリーバ、ラックススーパーダメージリペアのTVCMに冨永愛を起用
ユニリーバは、7月3日した新発売する新シリーズ「ラックススーパーダメージリペア」シリーズの広告宣伝に人気モデルの冨永愛を起用。同ブランドの広告宣伝キャラクターに日本人を起用するのは「ラックススーパーリッチ」シリーズ発売以来初。
新発売「ラックススーパーダメージリペア」シリーズは、日本人女性の60%超が実感しているダメージケアを提案する新シリーズで、「ラックススーパーリッチシャイン」との差別化を図るべく、ロゴはシルバー、パッケージ基調色はシャンパンゴールドとしてコスメイック感を際立たせたほか、香りには新開発「グリーンフローラルフルーティ」の香料を採用している。ダメージ症状の改善を目的に20種類のアミノ酸を配合している。
ラインアップはシャンプー、コンディショナー、集中補修パックの3アイテムで、今後は広告宣伝活動を通して次の“3ステップシステム”(ステップ1=20種類のアミノ酸を配合したシャンプーで摩擦を減らし、しっかりと洗い上げること▽ステップ2=アミノ酸の浸透効果が高いコンディショナーでスカスカになった髪をアミノ酸がしっかりと詰まった状態に戻すこと▽ステップ3=集中補修パックで、芯までダメージが進行した部分に120%の高浸透を実現し、髪の美しさをコーティングして、今後のダメージからも髪を守ること)を強く推奨していく。同社の調べでは、この3ステップの1週間の使用で、切れ毛を78%減少させることができるとのこと。
中央物産、大阪市営地下鉄の6路線で中元ギフトの車内吊り広告を展開
中央物産では、7月5日~6日の2日間、大阪市営地下鉄主要6線(御堂筋線・中央線・谷町線・千日前線・堺筋線・四つ橋線)で、メーカーの協力を得て石鹸・洗剤・入浴剤関連品の中元商戦での消費者へのアピールを意図した車内吊り下げ広告を掲出した。
これは昨年11月15日・16日の2日間、やはり大阪市営地下鉄の6線の全車両に歳暮ギフトをPRする車内吊り広告を掲載したのに続く第2弾。前回の広告掲出が、消費者への有効なPR活動につながったという成果を受けて、中元商戦でもアピールしていきたいという同社の呼びかけに、ライオン、P&G、資生堂販売、サランラップ販売、東京レーヌ(カネボウ製品)、ユニリーバ・ジャパンの6社が賛同して実現したもの。
今回の内容は「2006 お中元 もらって嬉しいGIFT 洗剤・せっけん・入浴剤は『もらって嬉しいギフト』のベスト3に入りました」をキャッチコピーに、「ライオン部屋干しセット」「P&Gアリエールホームセット」「ラックススペシャルソープ」「ピーターラビットハーブギフト」「カネボウ絹石鹸フローラルソープ」「資生堂サボンドールエクストラソープ」の6品を並べている。
1450車輌での掲出となることから露出度の高さは定評があり、中央物産の関係者は、「中元商戦のピークに向けて確実なアピールができ、まだ贈答品を特定していない消費者へも有効な訴求になれば」と期待を寄せている。
第12回コラボレイト21合同展示会が東京で開催、秋の新製品を一堂に展示
合同商談会「コラボレイト21 12th」が6月20~22までの3日間、東京卸売センター(東京・五反田)で開催された。
大阪開催同様、各社の出展ブースとともに、今秋の新商品を一堂に集めた「新商品展示コーナー」やパンフレットを集めた「カタログコーナー」、「暮らしのソリューションコーナー」が設けられ、会場内や45室用意された商談室で活発な商談が行われていた。
各社ブースでは、大三の新製品で、人間の顔の凹凸にキレイにフィットさせるために“ノーズクッション”を採用した「快適ガードプロ」をはじめ、カネヨ石鹸の「キッチンクリーナー」、キクロンの「伸縮ハンガー スペーススリム」、牛乳石鹸共進社の「ミルキィボディソープ」、日本香堂の「アロマサプリ」、白元グループのホッカイロシリーズ(ホッカイロEXと発泡入浴剤・ホッカイロの湯=キング化学)、さらに大三の次世代マスク「快適ガードプロ」などが話題となった。
会場での商談について、カネヨ石鹸・鈴木社長は「来場バイヤー様から『キッチンクリーナー』をはじめとする出品製品に好評を頂き、ありがたく思っている。この勢いをそのまま店頭での動きにつなげたい」と話していた。
2006年7月12日号 記事一覧
会合・発表会
- クレンザー工業会が定時総会を開催、今井会長「変化に対応した開発を」
- 薬業連絡会準備室、薬業界運営基準・資質向上検討委員会を東京で開催
- 日石工組がインド視察研修会を開催、インド大使館書記官を招き現況を聴講
- ラッシュジャパンが秋の新製品22SKUを発表、生産拡大に伴い新工場を稼働
経営・施策
- ユニチャームがCSR報告書2006を発表、国連のグローバルコンパクトに参加
- 花王、7月中旬から「アジエンス」を海外3カ国目となるシンガポールで発売
製品・サービス
- 小林製薬、ヘルスケア分野中心に新製品15品目を発表、目標売上高は50億円
- ユニチャーム、ムーニーマンから数量限定で夏季デザイン企画品を発売
- ライオン、衣料用液体酸素系漂白剤「手間なし直効ブライト」を新発売
- 王子ネピア、風呂敷で包んだトイレットロール「和包」を通信販売で発売
- 花王、estから毛穴目立ちの原因に合わせて対応する毛穴対策美容液を発売
宣伝販促
- エステー化学、消臭力の新TVCMをオンエア、「この部屋臭うよ!」が話題に
- 松下電器、防災・防犯商材をトータル提案、売り場作りで新規需要を開拓
- 小林製薬、サラサーティで商品券等が計1000名に当る消費者キャンペを実施
- マンダム、ギャツビームービングラバーのTVCMを学生から公募
人事・組織
- 花王、7月1日付けで藤居勝也氏の社長室・IR部長就任を含む新人事を発表
- 中央物産、猪熊幸二氏の専務兼専務執行役員営業統轄就任を含む人事を発表
- 油脂工業会館、宇野允恭(日本油脂会長)の新理事長就任を発表
- リブドゥコーポ、行本博忠氏の常勤監査役就任を含む新人事を発表
- クレハ、宮守保氏の取締役いわき工場副工場長就任を含む新人事を発表
- コバショウ、7月3日付けで本社住所を東京都中央区日本橋本石町へ移転
- メディパルHD、本体及び連結子会社各社の新役員人事を発表
- 資生堂、6月29日付けで本体及び子会社を含む新役員人事を発表
- ハリマ共和、役員、執行役員及びブルームの新役員人事を発表
- 宇部フィルム、中村宏氏の新社長就任を含む新役員人事を発表
- クレシア、熱海裕氏の取締役・京都工場長就任を含む新役員人事を発表
- ユニチャームペットケア、湊田義人氏の常勤監査役就任を含む新人事を発表
- 大王製紙、佐光正義氏の専務H&P事業部長就任を含む新役員人事を発表
- エバルス、岡本和夫氏の代表取締役副社長営業担当の就任を発表
調査・統計
- 家庭紙の価格修正騒動に落ち着き、取り組みに手応えも継続が課題に
- 家庭紙工業会18年5月度出荷高(速報) トータルで前年比23%増に
- P&Gウィスパーハッピーサイクル研究所が「働く女性の月経」を調査
イベント・展示会
- DIY協会がDIYショウ2006の記者会見を開く、リフォームを重点テーマに開催
- 「国際モダンホスピタルショウ2006」に医療関係企業中心に392社が出展
- ピップトウキョウ、「第85回藤信会」を7月19~20の2日間東京で開催
- 大阪卸商連合会、8月22~23の2日間「第41回卸商中堅幹部研修」を開催
施設・店舗
- プロロジス、仙台市宮城野区にアスクル専用物流施設の開発を開始
- CCT、7月18日付けで本社住所を東京都千代田区大手町へ移転
時評・コラム
- 時評 「業界一丸」取り組みの意味
- 泡沫 少子高齢化社会の進行と日用品業界への影響
その他
- ポーラ化粧品、文化情報誌「Art et Beaute Coffret Vol.1」を発刊
上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。