バックナンバー

2006年1月18日号掲載記事より

首都圏8卸組の合同賀詞交歓会が開催、変革の年に製配団結し現状打破へ

首都圏8卸組の合同賀詞交歓会が開催、変革の年に製配団結し現状打破へ

 東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城、山梨の首都圏8組合合同による首都圏化粧品日用品卸組合・合同賀詞交歓会が1月11日開かれた。初の首都圏8組合合同による賀詞交歓会には各組合の組合員、賛助会員、関係団体など383人が出席。製・配の団結を強める有意義な交歓会となった。
 代表して岩崎神奈川卸組合理事長があいさつに立ち、「今年は未来に向けての色々な変革のある年である。最近の消費はモノを買うよりもサービスを買う比率が増えている。また、モノを買うとポイントが加算されるなど特典がつくことが当たり前のようになっている。しかし、我々の業界はモノを売るだけでプラスアルファがない。今後は当業界もモノを売るだけでなく、プラスアルファのものを早く見つけて取り組んでいく必要がある。これからの地域卸はプラスアルファを模索していくことが大事だ。メーカーには新商品の開発をお願いし、地域密着の卸を活用していただきたい。そして、生きがいのある卸業界になれるようご協力いただきたい」と述べた。
 また埼玉卸組・清水理事長が「全卸連傘下約550社の中で首都圏卸は約3割を占めている。首都圏はあらゆる業態があり、新しい消費者が生まれている全国の縮図が首都圏である。そこで卸の皆様と卸売業の将来を確認したい。卸は売上げや資本、設備でなく、人だということ、卸売業は人材育成産業ということを皆様と確認したい。そして、人を軸に卸の経営を活性化していこう。メーカーにお願いしたいことは、ここ数年値引に偏ってきた販促策を是非、質(商品・売場)への販促に転換していただきたい」と述べ、声高らかに乾杯した。

ライオン18年春の新製品発表会を大阪で開催、PCクリニカの新製品等を発表

 ライオンは1月11、12の2日間にわたり、「2006年ライオン春のプレゼンテーション」を大阪で開催し、一堂に展示された今春の新製品を、招待した取引先関係者約800名に積極的に提案した。今回は、「新・快適生活産業ナンバー1企業を目指して」をメーンテーマに、様々な角度から環境保全活動を一段と進めていくことを盛り込んだビデオを会場入り口に設置された大型モニターで上映し、環境対応先進企業を目指すというライオンの決意を来場者にアピール。会場に展示された今春の新製品群は、オーラルケア、ハウスホールド、ビューティケアの各分野から幅広くラインアップされていた。
 オーラルケア分野では、今年がオーラルケア参入110周年となる節目の年ということで、新たに「お口の健康から全身健康へ」というスローガンを掲げて、すすぐだけでムシ歯+口臭予防ができる「クリニカデンタルリンスクイックケア」、新処方で“プラークとたたかう”「PCクリニカライオン/同フレッシュミント」などの新製品を揃え、オーラルケア新習慣を提案していく。またビューティケアでは「フリー&フリーダメージエイド」から新たに「スペシャルトリートメント」を追加、ハウスホールドでは今までにない洗浄力と使いやすさを追求した新液体洗剤「リキッドトップ」といった製品群が各ブースに分けられて展示され、研究部員や営業担当者からの詳細な説明を来場者は熱心に聞き入っていた。
 大阪本店営業推進部藤原部長は「年々拡大傾向を見せている健康生活産業市場において、業界・業種間の壁もなくなってきている中、今後メーカーに課せられた使命は、マーケットを大きくする商品を出さなければいけないということと考えている。今回発表した新製品群は、そうした市場環境に対応すべく、従来にない付加価値を込めた製品であり、流通筋並びに消費者に向けて、ご提案を積極的に進めていきたい」と語っている。

麻友、2月21日付けで中央ホームズに加盟へ

 中央ホームズ(東京都台東区・西形卓二社長)は、1月13日開催の「中央ホームズ協力会賀詞交換会」の席上、首都圏の有力卸である麻友(埼玉県川越市・清水政弘社長)の2月21日からの加盟を発表した。麻友の加盟で、中央ホームズ加盟社は全13社となる。

メーカー9社の出展による「第11回コラボレイト21商談会」が大阪で開催

メーカー9社の出展による「第11回コラボレイト21商談会」が大阪で開催

 白元、キング化学、大三、カネヨ石鹸、ショーワ、キクロン、牛乳石鹸共進社、マザーズ、日本香堂のメーカー9社による合同商談会「コラボレイト21 11th」が、1月10~12日の3日間、大阪で開かれ、小売業者、卸業者ら約1000名が来場した。
 会場は、各社の今春の新製品を一堂に集めた「新製品展示コーナー」、出展9社による新製品および売り場提案例を紹介したブースに加え、特別企画展示コーナー、出店各社の新製品パンフ配布コーナーで構成され、来場者には会場入口でICタグが埋め込まれたネームプレートが配布され、入場者の入退場時間や滞留時間の管理や人気新商品コーナーの投票結果の集計などに利用されていた。
 今回の特別企画展示コーナーは「環境ソリューションコーナー」として、「花粉対策」「ゴミ対策」「カビ対策」の3つのテーマについて取り上げ、それぞれの現状と問題点、団体の取り組みや市場性などを詳細に説明したパネルの設置と各社から発売されている対応製品の展示が行なわれた。
 白元営業推進部阿部部長は、「この商談会も現在のような形式で開催し、今回で11回目を迎えることとなったが、今後も特別企画のコーナーの企画の内容に加え、来場していただいている方々に対して、よりベストなプレゼンテーションの方法を模索していきたい」と語っていた。

シスコ、近畿エリアのハブ流通センターとなる「和泉センター」を披露

 シスコでは、かねてから建設を進めてきた近畿エリアのハブ流通センター「シスコ和泉センター」が10月11日に竣工、その竣工披露式典を1月11日、同センターに近畿在住のメーカー、小売店、卸店など270社、また和泉市長をはじめ地元関係者、工事関係者、報道など合計460名を招いて開催した。
 同センターは、敷地面積1万6505平方㍍、鉄骨ALC構造5階建て、延床面積2万6410平方㍍におよぶ最新鋭の物流拠点。取扱いアイテムは2万1000アイテム、出荷量は1日最大50万ピース、年間出荷金額も400億円(予定)の処理能力を有している。
 1階フロアの面積は7260平方㍍、2階の事務所が1650平方㍍、3・5階は6270平方㍍で、4階はそれより若干狭く、本体棟に隣接した自動倉庫は1343平方㍍である。また、敷地に隣接した駐車場は5280平方㍍の広さがあり、約200台の収容が可能。
 畑中社長は「小口多頻度、多品種少量化など、業容の多様化が今日の主流となってきたが、和泉センターには『正確』『迅速』『簡潔』に商品を入出荷できる最新の設備、施設を導入し、情報システムの高度化を図り、拠点集約によるスケールメリットも追求することになった。4月8日の本稼働までには、まだまだ多くの課題があるだろうが、さらなるローコスト&ハイクオリティ物流の実現に向け、大いなる決意でスタートしたい」と語った。

am/pm、美と健康をテーマにした女性向けCVS「HAPPILY」を東京にオープン

 am/pmジャパンは、旧ろう19日、美・健康を意識する女性をターゲットに、食材や化粧品などを揃えたCVS「HAPPILY(ハピリィ)虎ノ門3丁目店」を開店した。
 同店は、「女性の女性による女性のためのコンビニ」をコンセプトとし、女性に便利で、ちょっとしたうれしさや楽しさがある店舗として展開。店舗面積は63坪と従来のコンビニの店舗面積からすると約2倍の広さ。店内は、ピンクと白を基調に女性が入りやすいような優しい内装で、従業員は、深夜を除いて全て女性。「POWDEROOM」と称したスペースが設けられ、その中には、女性専用トイレや、個室の化粧台などが設置されている。レジ前には化粧品の試供品を集めたコーナーが設けられていた。また、お徳なサービスや情報などが受けられるポイントカード「ハピリィポイントカード」の会員募集も実施。
 商品の品揃えは7000アイテムと豊富で、当業界関連の売場は、主に日用品と化粧品で構成され、日用品売場では、生理用品、オーラルケア、ヤング・パーソナルブランドのヘアケア、入浴剤、カミソリなど。また、化粧品売場では、ドラッグストアで見られるようなセルフ化粧品売場が販売され、品揃えを充実し、商品の殆んどにテスターを設置していたことに加えて、メーカーから提供された専用什器を使って訴求していた。
 「ハピリィ」について同社では、「当面は複数店舗で試験運営を行い、営業利益や利用客数などの検証結果を踏まえ、今後の事業展開を進めていく」としている。


2006年1月18日号 記事一覧

会合・発表会

  • ユニリーバ、ダヴパーソナルウォッシュラインをニーズ別の3ラインに拡充
  • 石洗工/界面工の「平成18年新年合同懇親会」に会員ら約300名が出席
  • 愛知、三重、岐阜の3卸組合同の賀詞交歓会が開催、組合員ら226名が出席
  • 大王製紙が取引先関係者を集め平成18年新年会を開催、安倍官房長官も出席
  • 白十字グループが2006年賀詞交換会を開催、取引先関係者ら416名が出席
  • 家庭用殺虫工が虫慰霊祭・賀詞交歓会を大阪で開催、会員ら約120名が出席
  • シャボン玉石けんが新年賀詞交歓会を開催、取引先関係者ら204名が出席
  • 家庭紙工業会/家同連の平成18年2団体合同新年互礼会に会員ら150名が出席
  • 宮城卸組が平成18年賀詞交歓会を開催、寺嶋理事長「商いの花咲かせる」
  • オカモト、日本初の避妊ゼリー付きコンドーム「epoca(エポカ)」を発表
  • JACDSが2006年事業計画を発表、アドバイザー制度の充実等に取り組む

経営・施策

  • 主要各社のトップ訓示 2006年の抱負熱く語る
  • 日本コレティカ、1月1日付けで「エンゲルハード・ジャパン」へ社名変更

製品・サービス

  • 花王、ハミングフレアから「リラックスハーブの香り」を新発売
  • カネボウHP春の新製品、新発想の洗顔シリーズ「ピュアナビ」等を新発売
  • 三協油脂、業界初の光触媒を配合した衣料用洗剤「ピュアッシュ」を新発売
  • シックジャパン、シッククアトロから女性用初の4枚刃カミソリを新発売
  • ライオン、メンズバンゼロから顔用拭き取りシートを新発売
  • ニベア花王の「ニベアヴィタル」が好評、トライアルセットで使用者を拡大
  • ライオン、バルサンのラインアップを拡充、日用品売り場での展開を推進
  • 王子ネピア、ネピア鼻セレブから「ハローキティバージョン」を限定発売
  • 花王、長時間使える尿モレ専用品「フリーデイやわらか肌ライナー」を発売
  • 常盤薬品、人気の「なめらか本舗イソフラボン」からUV化粧下地を新発売
  • ドクターシーラボ、コラーゲンとヒアルロン酸配合のシートマスク等を発売
  • ライオン、ビトイーンMaxiを改装、「かためタイプ」を新たに追加

宣伝販促

  • リブドゥコーポがHPをリニューアル、介護する側される側に配慮した内容に
  • ライオン、ライオン歯磨発売110周年を記念しオーラルケアキャンペを実施
  • 柳屋本店、和風テイストのヘアコスメ「椿ちゃんシリーズ」のサイトを開設

人事・組織

  • 花王、1月1日付けで執行役員級の人事異動を発表

研究・開発

  • 花王、新表面解析手法で干している間に衣類のシワが取れる作用を解明
  • ハーバー研究所、スクワランオイルの産褥期の乳頭・乳輪保護作用を確認

調査・統計

  • 石洗工17年1~10月期販売統計、数量・金額ともに1%増に、液体洗剤も伸長
  • 石洗工が「2005洗濯実態調査」を実施、衣類用乾燥機の所有状況が約5割に

時評・コラム

  • 時評 組合組織改変の示唆か
  • 泡沫 大雪と寒波による影響
  • 日雑談 チャリティキャンペ始動、キャンドルで希望の光を

連載・講演

  • 進路一考(55) 稲垣重久

その他

  • GSXなど3社が「日本版SOX法(企業改革法)」をテーマにセミナーを開催
  • 王子ネピア、月刊誌のソトコトと共同で「LOHASプロジェクト」を開始
  • サンスター、大阪府下の7市で地域歯科保健の向上目的に取り組みを実施


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。