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2005年10月26日号掲載記事より

流開センターが17年度記者発表会を開催、JAN型POS導入実態調査等を報告

流開センターが17年度記者発表会を開催、JAN型POS導入実態調査等を報告

 流通システム開発センターは10月19日、東京・赤坂のプラース・カナダで、平成17年度記者発表会を開き、「2004年度JAN型POS導入実態調査の結果について」を紹介したほか、「全国商店街情報化フォーラム2005」「卸研20周年記念フォーラム」の開催概要並びに10月20日開催するGS1ジャパン、GCIジャパン、WWREアジアパシフィック共同企画会議「GDSアジア会議2005」の内容を発表した。
 はじめに、同センター井上考専務理事が「現在、巨大な消費市場、資材調達市場として中国は隆盛を極めつつある。また、海外の有力小売業は、日進月歩で進む情報技術を積極的に取り込んでいるとともに、日本市場に参入してきているが、日本の小売業、卸などの流通業全体が海外のそうした動きにどのように捉えて向き合うかが重要な課題となっている。そうした中、当センターの役割は今後益々重要であり、 皆様方のご指導を頂きながら、使いでのある生き生きとした活動を展開していく」と述べた。
 続いて、流通コードセンター研究開発部田代主任研究員が「“JAN型”POSシステム導入実態調査」の報告を行い、“JAN型”POSシステムの2004年度の導入概況、業態別導入概況、PC―POSの導入状況に加え、リプレースの状況について詳細に解説した。 
 次に、同センター流通標準本部国際流通標準部関川次長が、11月1日に開催する同センター主催の「全国商店街情報化フォーラム2005」を、流通標準本部流通コードサービス部斎藤部長が11月11日に開催する「卸件20周年フォーラム」の開催概要を、研究開発部深田部長が「GDSアジア会議2005」の開催概要をそれぞれ発表し、定刻記者発表会を終了した。

ジップウォンツ、愛知・広島の物流機能を統合した新センターを大阪で稼動

ジップウォンツ、愛知・広島の物流機能を統合した新センターを大阪で稼動

 ジップウォンツ(本社大阪市、福岡慎二社長)は10月14日、同社会議室において、木嶋取締役と山中営業企画部長が出席し「物流センター統合に関する記者会見」を開いた。
 同社は、一昨年に東海・関西地区を主な地盤とする有力ドラッグストアのジップ・ホールディングスと、中国地区を地盤とする有力ドラッグストアのハーティウォンツの2社が共同出資を行い、西日本広域量販体制を目指して設立した新会社。その後同社は、ジップ・ホールディングスとハーティウォンツの共同仕入れ、商品施策窓口機能を果たしてきた。
 今回発表された物流統合については、これまでジップ・ホールディングスとハーティウォンツそれぞれの物流センターを使って同社の取扱い商品の物流を行っていたものを大阪に新たに物流センターを設置し、物流を1本化することでより効率的な物流体制を築くもの。同センターは、大阪市西淀川区にある日立物流センターの一角を同社センタースペースとして使用し、その運営もAGMコーポレーション、日立物流西大阪営業所に業務委託する。これまで、愛知と広島県内にあった同社の物流センターを大阪の新センターに集約することで、①広域仕入体制整備による競争力のある商品仕入れと供給②DCの集中と効率化によりトータル物流コストを削減③在庫の圧縮――の実現を図る。
 新センターは、10月28日から本格稼動となるが、当初1000坪のスペースで始動し、最終的には1フロア全体に当たる2800坪を使用する予定となっている。初年度の物流量は金額ベースで約30億円を見込んでいる。

カネボウ、10月14日付けで「KBセーレン」の全株式を譲渡

 カネボウは、綿・合繊事業を同社が49%出資するKBセーレンに営業譲渡(7月1日)した上で、同社の保有する株式を10月14日付けでセーレン社にオプション権行使により譲渡した。譲渡したのは同社が保有していたKBセーレンの株式11万6620株(発行株式総数の49%に相当)。
 KBセーレン(本社大阪市)は本年5月2日に設立され、社長にはセーレンの島田専務が就任している。資本金は22億円。従業員数は706人。事業内容は合繊の原糸及び繊維製品の製造・販売、天然繊維の製造加工・販売。

資生堂が18年3月期中間決算を上方修正、国内トイレタリー事業等が伸長

 資生堂は10月17日、7月28日の第1四半期業績開示時に公表した平成18年3月期の中間業績予想(連結)を次の通り上方修正した。
 【連結業績予想】 売上高3300億円(公表3280億円)、経常利益245億円(同180億円)、中間純利益100億円(同45億円)
 【単独業績予想】 売上高1245億円(同1190億円)、経常利益105億円(同65億円)、中間純利益45億円(同20億円)
 同社では修正の理由として、第2四半期の国内売上げがトイレタリー事業を中心に計画を上回ることから、中間期の売上げが計画を上回る見通しになったこと。また、売上げ増に加え、売上原価及び人件費・管理費の低減などから、営業利益が計画を上回ることと、金融収益の改善により営業外損益が好転することから、経常利益、中間純利益ともに計画を上回る見通しであることとしている。通期業績見通し(連結・単独)については、10月27日に実施する中間決算発表時に公表する予定。


2005年10月26日号 記事一覧

経営・施策

  • ウエキ植木正樹社長インタビュー 「信頼感ベースに可能性を探る」

製品・サービス

  • エステー化学の「置くタイプのエアウォッシュ」が好スタート
  • サンスター、GUM子供歯ブラシを含む2製品が05年度グッドデザイン賞を受賞
  • SSL、「ドクターショールメディキュット」が一般医療機器の許可を取得
  • 大王製紙、エリエールから除菌で清潔ウェットティシューを含む3品を発売
  • フマキラー、園芸用品シリーズのカダンから「殺虫肥料」を含む3品を発売
  • まるは油脂、石鹸を使った新タイプの家具・木工用仕上剤「WENNEX」を発売
  • マックスファクター、クリスマスコフレを11月21日から限定発売
  • 資生堂、シート状マスク「ベネフィークレチノサイエンスA EX」を改良発売
  • TOB、アンチエイジング美容液「フローレスエッセンス」等の新製品を発売
  • マックスファクター、独自の潤い複合成分配合のファンデーションを新発売
  • マンダム、クレージュから2種のクリスマス限定コフレを発売

宣伝販促

  • ダリヤ、サロンドプロシリーズで名湯旅行等が当たる消費者キャンペを実施
  • 浴剤工、いい風呂の日(11月26日)に向けサンプル等が当たるキャンペを実施
  • ユニリーバ、ダヴモイスチャーフォームで「ヌード顔キャンペーン」を実施

人事・組織

  • プラネット物流、宮崎英夫氏の取締役就任を含む新役員人事を発表

研究・開発

  • 花王、高濃度茶カテキン飲料に血糖値下げる効果を確認

調査・統計

  • 時代とニーズの先取りで多様化する宣伝媒体、ネット利用の販促が加速
  • 流開センターJAN型POSシステム導入実態調査、導入台数・店舗数で前年割れ

イベント・展示会

  • 商品化権ビジネストレードショーのライセンシングアジア2005が東京で開催
  • セルフメディケーション推進協、第3回特別セミナー・交流会を11月に開催
  • 情報志向型卸売業研究会が設立20周年の記念フォーラムを11月に開催
  • ジャパンガーデニングフェア2005が開催、フマキラー等が新製品を発表
  • 流開センター、ポイントサービスをテーマに商店街情報化フォーラムを開催
  • 大王製紙、「第24回エリエールレディスオープン」を11月18日から開催

施設・店舗

  • プロロジス、兵庫県尼崎市に大型物流施設を建設、利用企業の募集も開始
  • ベイシア近畿初進出となる滋賀県・彦根の「カインズモール彦根」を訪問

時評・コラム

  • 時評 「魅力ある街づくり」で活性化を
  • 泡沫 高齢化社会が進行するアジア
  • 斜凡珠 時価総額が企業力!? 敵対的買収の是非

連載・講演

  • 米国最新流通事情(10) ロサンゼルスのドラッグストア2店を訪問
  • 企業探訪 嘉山(岡山県倉敷市) ヤッコン抽出エキス配合の美容石鹸を発売
  • 進路一考(53) 稲垣重久

その他

  • ライオン、鉄道輸送によるCO2削減で「エコレールマーク」を取得
  • プラネットヴァンヴァン第68号
  • オンサイト(日本輸送機広報誌)第50号
  • ポーラ伝統文化振興財団が「第25回伝統文化ポーラ賞贈呈式」を東京で開催


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。