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2005年10月19日号掲載記事より

ライオン生活者発表会が大阪で開催、お気に入りの服の意識調査等を発表

ライオン生活者発表会が大阪で開催、お気に入りの服の意識調査等を発表

 ライオンは10月12日、大阪市中央区のマイドームおおさかで、生活情報発表会を開催し、関西地区の報道関係者約60名が出席した。今回のテーマは、「女性のお気に入りの服に対する意識―関西と関東の視点から―」で、今夏に改良新発売された衣料用中性洗剤「アクロン」が好調に推移している状況から分析した、生活者のおしゃれ着洗濯の実態について、また「アクロン」の今後のマーケティング戦略などが説明された。
 絹笠専務はあいさつで「改良新発売したアクロンはその画期的なコンセプトが好評いただき、好調に推移している。今回は、大阪での好調ぶりはもちろん、全国的に見てもなぜ強くなったのかといった点や、消費者へのアプローチについてご説明する。そのほか、“お気に入り服は自分で洗う”という意識が拡大していることなど、おもしろい結果が出ているので報告したい。生活情報発表会の大阪での開催は初めてのこととなるが、このことは大いに反省しているところで、今後は関西発の情報発信を増やして、大阪でのシェア拡大を図っていくのでよろしくお願い申し上げる」と述べた。
 続いてプレゼンテーションに移り、最初にハウスホールド事業本部長杉山圭吉氏が「ファブリックケア分野のマーケティング戦略」を説明。杉山氏は、世帯構造変化をとらえた新衣料用洗剤として「部屋干しトップ」を、生活者の意識をとらえた新柔軟剤として「ソフラン」を、新たなニーズをとらえた新おしゃれ着洗剤として「アクロン」をそれぞれ挙げ、各市場での生活者の意識の変化をとらえた新たな提案として「部屋干し」「香り」「型崩れ防止」を訴求することで飽和状態にある市場の活性化を図ることができると説明した。
 次に「女性の“お気に入りの服”に対する意識と行動」について、生活者行動研究所主任研究員原憲子氏が、よく着るお気に入りの服の理由や着るシーン、手入れに関して、そして洗濯全般に関する意識と行動についての関西と関東の消費者の違いについて説明。
  最後に「おしゃれ着用洗剤 新『アクロン』のマーケティング」についてハウスホールド第1事業部主任部員桑山具隆氏が説明。マーケティング展開については、モデルのRINAを起用したTVCMもファッショナブルな内容が好評で、そのほか通販カタログやランジェリーショップでの実感サンプリングや本体ボトルの徹底展開などで新規ユーザーの獲得を図り、夏の発売ということで新たな需要喚起を図り、市場拡大を目指す。

JACDSがセルフメディケーションの啓発活動を強化、健康管理週間等を新設

 日本チェーンドラッグストア協会(略称JACDS)では、この秋以降、一般生活者に向けた“セルフメディケーション”への理解促進を図る活動を強化する。10月7日、東京・港区の同協会東京事務所で行われた定例意見交換会では、宗像事務総長から次の3つの取り組みが紹介された。
 取り組みの1つ目は、東京都の平成17年度重点施策の1つである“健康づくり応援団”への協力をはじめとする「地方行政との取り組み強化」。
 2点目は「セルフメディケーション週間の新設」で、JAPANドラッグストアショー開催の週を“1年に1回、自分の健康管理を考える週間”と位置付けて、協会加盟全店舗でセルフメディケーションに関する小冊子を配布することで、業界内では一定の理解を得られるまでに浸透したものの、一般生活者の認知は依然として低い「セルフメディケーション」の認知拡大・浸透を図るという。
 3点目は「セルフメディケーションアワード」の実施で、これは協会認定の各アドバイザー、薬剤師、薬種商を対象にセルフメディケーション推進のための実践に基づく論文を募集・審査し、優秀5作品は2月11日に幕張メッセでプレゼンテーションを行い、グランプリなど各賞を決定するというもの。
 併せて協会では、これらアドバイザーの機能を紹介する店頭用ポスターを作成中で、完成後には協会加盟全店舗で掲示して一般生活者の認知拡大を図るとともに、各アドバイザーが能力を発揮しやすい環境を整える。

ロッテ電子、横峯さくら、ペ・ヨンジュンを起用したホカロンの新CMを発表

ロッテ電子、横峯さくら、ペ・ヨンジュンを起用したホカロンの新CMを発表

 ロッテ電子工業は10月11日、神奈川県川崎市のスタジオ246において、今年12月中旬から放映予定の携帯用カイロ「ホカロン」の新CM発表会を開催した。
 今回のCMには、今年で9年目を迎える女優の中村玉緒に加えて、既に今年度2勝を挙げている女子プロゴルファーの横峯さくら選手、韓流ブームの火付け役である俳優のペ・ヨンジュンが登場。ゴルフ場を舞台に、キャディ役の中村がコミカルな演技を見せるとともに、横峯並びにゴルフはシングルの腕前だというペ・ヨンジュンが、それぞれ華麗なスイングショットを披露している。
 12日に行われた発表会には、中村と横峯が出席。司会から「ホカロン」の使用について尋ねられた2人は、「撮影時には欠かせない」(中村)、「冬、コースを廻るとき手放せないのが『ホカロン』で、また夏には『ヒヤロン』を使用している」(横峯)と、両者とも愛用者であることを告白。また横峯は、今回のCMでペ・ヨンジュンが使用しているゴルフセットは、以前、自身がプレゼントしたものであることを紹介するとともに、今回の消費者キャンペーン「中村玉緒と過ごす韓国済州島の旅キャンペーン」の景品として用意された済州島について「1度滞在したことがあるが、素晴しい所。特にロッテホテル済州のアトラクション『ドラゴンショー』が印象に残っている」などと話した。

日本歯磨工業会のホームページが全面リニューアル、フォトキャンペも実施

日本歯磨工業会のホームページが全面リニューアル、フォトキャンペも実施

 日本歯磨工業会はこのほど、ホームページを改良、「日本歯磨工業会のご案内」を中心に全面リニューアルを行い、10月3日から公開している。
 同工業会では、オーラルケアの啓発情報をはじめ、キャンペーンや標語募集などの情報発信を「お昼休み みがこうネット」で積極的に行っている。この度の全面リニューアルでは、「お昼休み みがこうネット」だけでなく、同工業会の活動そのものの情報発信を行う「日本歯磨工業会のご案内」を見直し、再構築を行った。
 同工業会では、「当工業会の情報公開をより一層推進することで、工業会構成各社への理解を促進するとともに、歯磨に関連する情報を積極的に発信し、一般生活者、マスコミ関係者、関連企業等のみなさまにお役に立ちたい」としている。
 また同工業会では、11月8日の「いい歯の日」にあわせて、歯の健康を考えるきっかけづくりの一環として、フォトキャンペーンを実施する。
 キャンペーンテーマは、同工業会の啓発活動ポイントである「お昼の歯みがき~いい歯・健康な歯でいい笑顔~」。優秀賞3作品には、デジカメをプレゼントする。


2005年10月19日号 記事一覧

M&A・設立

  • 日雑卸のウエキと医薬品卸の大木が10月11日付けで資本・業務提携に合意

会合・発表会

  • ライオン、大阪本店で記者懇談会を開催、新アクロンの営業戦略等を説明

経営・施策

  • ライオン、チームマイナス6%活動の中間結果を報告、Co2排出量を大幅削減
  • あらた、11月14日から岡山支店で新システム「ジェネシス」を本稼働へ
  • プロロジスが国際協調融資団と7種の通貨融資枠のクレジットラインを組成
  • エクスボーテ、10月1日付けで「マードゥレクス」に社名を変更

製品・サービス

  • アイディネットワークス、オーセンティカ社ERM製品の最新版を日本に導入
  • 大王製紙、日本初のウィルス拡散を低減するティシューを新発売
  • ライオン、キレイキレイからうがい薬「ブクブクガラガラ液」を新発売
  • 大王製紙、無香料トイレットティシュー「Cute」に新デザインを追加
  • 音波式電動歯ブラシのソニッケアーから軽量化を追求した新モデルが登場
  • 大王製紙、テークケアから交換回数・枚数を減らす2タイプのパッドを発売
  • サンギ、アパガード発売20周年を記念し3種の40g入りトライアル品を発売
  • J&J、ディズニー柄の歯ブラシ「リーチおしゃれキャットマリー」を新発売
  • 大王製紙、テークケアから水様・泥状便の吸収率を高めた新紙おむつを発売
  • 白元、料理研究家・奥薗壽子氏のレシピが付いたノンスメルの限定品を発売
  • ユニチャーム、「超立体マスクかぜ用」を改良、伸縮性、通気性等を向上
  • 生協連、「CO・OPアミノシリーズ」からボディシャンプーを新発売
  • 常盤薬品、「舞妓はんのおしろいUVコンパクト漆黒」から秋の限定色を発売
  • スリービーラボ、プエラリアミリフィカ配合のサプリメントガムを新発売
  • テレマート、「ブランシュ・ネージュ」から多機能クレンジングを新発売
  • マックスファクター、SK-Ⅱから素肌のような透明感持つ新ファンデを発売
  • 資生堂、ベネフィークリニューから高機能クリームを新発売
  • 資生堂、化粧品専門店ブランド「キオラ」からスキンケアシリーズを新発売
  • J&J、スキンケアシリーズの「Rocゴールド」から2種の限定セットを発売
  • ハーバー研究所、人気の無添加メイクアップシリーズを一新
  • マックスファクター、「イリューム」から新処方のハリケア化粧水を新発売

宣伝販促

  • エステー化学、プラズマテレビ等が当たる年末向け消費者キャンペを実施
  • ユニチャーム、育児ママ対象にムーニー&ムーニーマンのキャンペを実施

研究・開発

  • 花王、千葉大学と共同で加齢等に伴う肌の変化が体感できるシステムを開発

調査・統計

  • 東家同9月度市況調査、新たな発想による価格立て直しが急務

イベント・展示会

  • 日本セルフサービス協会、第1回シンポジウムを10月29日に静岡市で開催
  • 日本ロジスティクスシステム協会が国際物流総合展2006の開催概要を発表
  • 第32回PIショー及び第21回フォーマルギフトフェアが開催、計329社が出展

施設・店舗

  • シュウコーポ、大阪市北区に美のトータルプロデュースサロンをオープン

時評・コラム

  • 時評 人材確保で企業が果たす義務
  • 泡沫 領有権の主張と軍事衝突
  • 斜凡珠 国敗れて、山河あり 対照的な国をみて

連載・講演

  • 米国最新流通事情視察(9)カテゴリーマネジメント支援するグラッドソン

その他

  • ポーラ文化研究所、福島県立博物館に婚礼関係の浮世絵等5点を展示協力
  • フマキラーの「花粉鼻でブロック」のバナー広告がカンヌ広告祭で入賞
  • ポーラミュージアムアネックス、「地中に満つるもの 逢坂卓郎展」を開催
  • ポーラ財団、11月の伝統文化記録映画上映会のスケジュールを発表

特集 【セルフ化粧品】

    特別企画

    • セルフ化粧品市場、スキンケアは3年連続拡大、CoQ10、ヒアルロン酸が人気
    • ニベア花王、マチュア世代向けのスキンケア「ニベアヴィタル」を新発売
    • サンスター、心身からの美を実現するスキンケア「エクイタンス」を発売
    • コーセーCP、「ヒアロチャージ」を積極展開、冬美白テーマに店頭拡販
    • マンダム、3つの質感コンセプトに「ルシードエルヘアワックス」を一新
    • pdc、ダブルコラーゲン、スローカフェ等スキンケアに特化した製品を発売
    • KHP販売、活、防、与がテーマのエイジングスキンケア「和漢花」を新発売
    • ペリカン石鹸、薬用炭、リピジュアを配合した「泥炭石化粧水」が好調
    • ライオン、F&Fダメージエイドを改良、新ヘアスタイリングシリーズも追加
    • ナリスアップコスメ、新3カ年計画を策定、今秋2ブランドを新たに発売
    • ホーユー、ビゲン生えぎわマーカーが好評、ユーザーのトライアルを喚起
    • ヘアカラー市場、男性用は市場拡大に期待、女性用はダメージケアを訴求
    • ダリヤ河合幹夫副社長インタビュー 「男性市場のシェア拡大目指す」
    • 日本盛、米ぬか配合の自然派スキンケア「米ぬか美人シリーズ」を展開
    • ユニリーバ、韓植物由来成分配合の「ポンズクリアフェイスハン」が好発進
    • ジャパンコーポ、ニッチ化粧品開発に注力、フェイススポンジをテスト販売
    • ユースキン製薬野渡和議社長インタビュー 「口コミしたくなる商品を」
    • FT資生堂、洗顔専科は商品の本質で勝負、美肌栽培はウェブで認知度を向上
    • クロス、国内初の健康食品GMPを取得、個人向け新サプリメント事業を展開


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。