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2005年4月13日号掲載記事より

マックス創業100周年記念式典が開催、小川社長「勇気もって果敢に挑戦」

マックス創業100周年記念式典が開催、小川社長「勇気もって果敢に挑戦」

 マックスは4月2日、大阪市内のホテルニューオータニ大阪で創業100周年記念式典並びに懇親宴を開き、同社社員をはじめ取引先関係者など190名が参加した。
 小川裕吉社長があいさつし、小川石鹸製造所の創業者・小川竹治郎氏、第2次世界大戦後に工場を復興し会社を設立した2代目・小川佐小蔵氏の勤勉実直で幅広い人々に慕われた人柄、不屈の闘志に溢れた歩みを紹介するとともに、3代目・小川寛氏(現会長)と4代目の自身に至るまで、常に前進を続けてきた同社の歴史を一気に振り返り、「幾多の試練があった。その困難を乗り越えて今日のマックスがある」と述べた。
 また、長い不況の中で市場が大量消費型から付加価値消費型に移り、ビジネスチャンスがさらに生まれていることを示しながら、少量多品種時代を有利に活かすために、今期から来期に向けて3億円規模の設備投資を行うことを明らかにした。さらに、「我々にとって人づくりが最大のテーマ。今後の拡大に向けて、次の世代に最高の形でバトンタッチするのがこれからの課題」と語った。
 最後にある経済評論家の「愚者は経験だけから学び、賢者は歴史から学ぶ」という言葉を引用し、「100周年を迎える責任の重さを感じつつ、全社員の汗と努力で今日があることを思い起こし、これからも皆さんとともに勇気を持って果敢に挑戦していこう」と呼びかけた。
 最後に小川会長が「長くもあり、短くもあった100年だった。度重なる戦争やオイルショック、バブル経済崩壊など幾多の試練を乗り越えてきた。これもお取引先や地域の皆さまのお陰だ。100周年は1つの区切りであるとともに通過点である。新たな決心でさらに邁進したい」とあいさつし、懇親宴を終えた。

岡山四国共和が「第5期社員大会」を開催、町田社長が初の所信表明

岡山四国共和が「第5期社員大会」を開催、町田社長が初の所信表明

 岡山四国共和の第5期社員大会が4月3日、岡山プラザホテルで行われた。岡山・四国各エリアの役員・社員130名、及び来賓として金融、報道関係者の他、今回から同社の物流を担当する中四国キャリテックの高崎社長、親会社キャリテックの井川社長も出席した。
 今回が社長として、初の所信表明となる町田光一社長は、第5期の経営方針と目標を力強く、また若々しい情熱を込めて発表、「我々はプロである。当たり前のことを当たり前にしなければならないし、評価するためには結果も必要である。何事も速く行い、得意先から評価されるスピード感を持つこと。自らの行動は目標を達成するためか、計画に沿ったものかを常に確認すること。常に現状に甘んじず、疑問と改善点を考えているかを自らに問いかけて欲しい。我々の強みは何か、得意先、メーカーから見た良さは何かを常に考え、実現実行することである。ットワークを生かした機動力と店頭提案力を今こそ高めるべきである。常識・良識豊かな集団として、1人の脱落者も出さず、卸の本分を果たすことで勝利しよう。熱き心を持ち、感情をむき出しにして仕事に頑張って欲しい」と語った。
 また、大西副社長は第5期の営業部目標を発表。第5期の方針として、4期の反省をふまえ①基本の徹底②具体的な目標を掲げる③検証による的確な指示をする④各役職の役割を明確にし、環境や消費者の購買動機の変化に即応できる体制を構築したいとした。
 第5期の売上・利益目標は▽売上高222億3500万円▽売上原価198億4400万円▽売上総利益23億9100万円▽一般管理費23億4400万円▽営業利益4700万円(売上高比0.21%)▽営業外損益5900万円▽経常利益1億600万円(同0.48%)。

カネボウHP事業本部、岩倉昌弘氏のKHP販売新社長就任を含む新人事を発表

 カネボウホームプロダクツ事業本部は、4月1日付けで組織改編、役員を含む新人事を発表した。ホームプロダクツ事業本部長代行兼KHP販売代表取締役社長には岩倉昌弘氏が就任、市原孝雄社長はカネボウ執行役・ホームプロダクツ事業本部長兼KHP販売代表取締役会長に就任する。
 組織改編は次の通り。
(1)改編の目的
①明確なマーケティング戦略の下で、効果的かつ迅速な商品開発体制の確立を図る。
②フロント部門(営業)とバックオフィス(本部・本社)が全体最適の観点から、連携を密にして営業サポート体制を強化する。
(2)改編の内容
①「マーケティング室」機能の明確化=「商品開発室」を「マーケティング室」に統合し、大局的な戦略に沿った商品開発体制とする。同時に、「マーケティング室」をホームプロダクツ販売から事業本部に移管し、事業サイクル上の「PLAN」を事業本部に、「DO」を販売に完全に分化して、明確な機能分担とする。併せて「商品企画部」を「マーケティング室」に移管の上、「商品開発部」に名称変更する。
②「営業推進室」機能の営業サポート体制強化=「営業推進室」を「営業サポート室」に名称変更し、傘下の各部を廃止する。これにより営業部門との調整機能を全て「営業サポート室」に一元化する。
③スタッフ組織の簡素化=「ホームプロダクツ統括室」を「コーポレートサービス室」に名称変更し、傘下の各部を廃止する。
④その他重要組織の名称変更=「業務用品事業部」を、業界で一般化している「プロフェッショナル事業部」に名称変更。また、「顧客部」を「お客様センター」に名称変更。

東流社、第10期業績は微増の見込み、菊地専務がロジスティックス本部長に

 東流社の第10期(04年2月~05年1月)の実績は、前年比100.1%(速報値)と前年実績を上回ったという。
 デフレの影響で価格が下げ止まらず、また、更に下期は青森では大雪で生活者が外に買い物へ行くのも容易でないほどと、同社にとっては厳しい市場環境となったが、カテゴリーにメリハリをつけ、地域事情にマッチした売り場提案・企画を実施し、エリアの販売店の支持を得て順調に推移した。
 南東北からスタートした同社の最初の構造改革は、04年11月1日、青森を最後に全て終了した。各拠点統一された業務設計、同じ仕組みで稼動するようになり、在庫管理の精度アップなどにつながっている。
 また、同社は本年2月1日から「業務推進本部」を「ロジスティックス本部」に変更、菊池純朗専務が本部長に就任した。
 東流社は、今後も卸機能を更に強固にし、これに加え、ローコスト化の実現と情報システムの高度活用による質の高い提案力、機動力のある組織の総合力を構築し、自分たちのエリアにおいての役割、使命、責任を果たしていくとしている。

ジレットジャパン、ヴィーナスディバインの消費者イベントを渋谷で開催

ジレットジャパン、ヴィーナスディバインの消費者イベントを渋谷で開催

 ジレットジャパンインクは、女性専用シェーバーブランド「ジレットヴィーナスディバインパラダイス」の新発売を記念して、3月25日から4月7日まで、東京・渋谷のゼロゲート1F「B・O・A・C」で、「Venus Style Caf?」を期間限定オープンした。
 ヴィーナスブランドは、今年の春夏に向け“Venus Style”を提唱している。“Venus Style”とは、「つるんとなめらかな肌を手に入れ、外面からも内面からも美しさと自信に満ちたオーラを解き放つ」という。
 「Venus Style Caf?」は、“Venus Style”を多くの女性に楽しんでもらうためのイベント。カフェでは、「ヴィーナスディバインパラダイス」の紹介や、シェーブ剤の「サテンケアシェーブジェルオセアニア」が試用できる「ボディケアコーナー」、スワロフスキーストーンを使用したボディアートを無料で体験することができる「ボディアートコーナー」のほか、ヴィーナスをイメージした、南国の新鮮なフルーツや豆乳を使用した3種類の期間限定オリジナルドリンクサービス(有料)も行い、多くの若い女性たちで賑わいを見せていた。
 イベントについて同社担当者は、「今回は、流行に敏感な多くの若い女性たちが集まる渋谷の食事やショッピングを楽しむことができる『B・O・A・C』で開催したが、この会場は、日夜問わず人通りの多い、スペイン坂の近くにあり、大変盛況である。さらに今回はイベントと連動して、イベント内容と『ヴィーナスディバインパラダイス』を紹介したリーフレット形式の『ナビゲーター』(2万部)を、都内100店舗のアドカード専用ラックに無料で配布しており、ユーザーとのコミュニケーションを幅広く図りながら展開している」と話している。

イトーヨーカ堂、初のSC開発・運営事業店「ARIO蘇我」を千葉市にオープン

 イトーヨーカ堂は4月27日、千葉県千葉市にオープンする大型複合商業施設「ハーバーシティ蘇我」内に、同社初となるSC開発・運営事業第1号店「ARIO(アリオ)蘇我」をオープンする。「ARIO蘇我」は、核テナントのイトーヨーカドー蘇我店と、85の専門店からなる「アリオモール」で構成されており、「ハーバーシティ蘇我」の中核を担うショッピングセンター。店舗面積3万4096平方㍍、駐車台数1650台、駐輪台数950台を誇る地上2階建ての店舗で、初年度売上目標は約200億円(うちイトーヨーカドー約90億円)を見込んでいる。
 核テナントのイトーヨーカドー蘇我店では、①質を重視した商品の提案②きめ細かなサービス③地域性豊かな品揃え--を基本に、広い通路幅や車椅子ごと利用できる試着室、買物介助サービスなど、子供からお年寄りまで安心して買物できる新しい店舗づくりを目指したという。
 なお、「ハーバーシティ蘇我」は、イトーヨーカ堂が展開する「ARIO蘇我」街区のほか、島忠が展開する「家具&ホームセンターホームズ」街区、ネクサスが展開するフェスティバルウォーク街区の3街区で構成されており、敷地面積は14万219平方㍍、店舗面積7万2376平方㍍、駐車台数4500台(街区合計)となっている。


2005年4月13日号 記事一覧

M&A・設立

  • 桐灰化学、塚本産業の「不思議なくつ下」ブランドの商標・販売権を取得

経営・施策

  • 大王製紙、中国・江蘇省に生理用ナプキンの製造販売行なう合弁会社を設立
  • コピーライツアジア、独のキャラクター「マウス」の版権ビジネスを開始
  • J&J、メディカルカンパニー皮切りに年間20日間の在宅勤務制度を導入へ

製品・サービス

  • メガネのパリミキ、基礎化粧品シリーズ「e-face」を本格展開
  • 旭化成L&L、脚専用のスキンケアシリーズ「FOOTSIESTA」を新発売
  • 大王製紙、テークケアやわらか安心パンツに「するピタギャザー」を採用
  • ポーラ化粧品、「サザンコール」からボディ用日焼止め乳液を新発売
  • ユニチャーム、トレーニングパンツ「トレパンマン」にビッグサイズを追加
  • ユニチャームペットケア、サプリメントタイプの犬用健康補助食品を新発売
  • ユニチャームペットケア、犬用ペットシート「スーパーデオシート」を改良
  • サナ、「エクセル」ブランドから、化粧下地とフェイスパウダーを新発売
  • 資生堂、「ホワイトルーセント」から薬用美透白エッセンスを新発売
  • 資生堂、「ベネフィーク」から新美白有効成分配合の美容液を新発売
  • 大王製紙、「エリエール除菌できるアルコールタオル」を改良新発売
  • 資生堂、新美容提案ブランド「シノアドア」から黒酢配合の美容液等を発売
  • 東洋アルミ、上面吸気口タイプ専用の「エアコンフィルター」等を新発売
  • 東洋アルミ、レンジフード内の汚れを防ぐシロッコファンフィルターを発売
  • ユニチャーム、ライフリーから尿とりパッド等の新製品・改良品を発売
  • ニトムズ、作業着用コロコロ・プロフェッショナルウェアクリーナーを発売
  • ハーバー研究所、業界初のCoQ10配合美容オイル「スクワQ10」を新発売
  • ライオン、クリニカデンタルリンスに持続性の高い殺菌成分「CPC」を配合
  • 日本輸送機、カウンター式ウォーキーリフト「ラクサーF」を改良

宣伝販促

  • レキットベンキーザー、脱毛剤「ヴィート」の06年イメージガールを募集
  • ファイザー、みさきゆうを起用したリステリンの新TVCM「shake編」を放映
  • ライオン、行楽グッズが当たるリード発売35周年記念消費者キャンペを実施
  • エステー化学、今年度のミュージカル「赤毛のアン」の製作発表会を開く

人事・組織

  • エステー化学、4月1日付けで営業企画グループと営業管理グループを統合
  • 日本ロレアル、4月11日付でエルヴェ・ペロー氏の副社長就任を発表

イベント・展示会

  • ビジネスガイド社、第34回大阪ギフトショー秋2005の開催概要を発表
  • 第60回東京ギフトショーの概要決まる、出展2500社、20万人の来場見込む
  • SSLヘルスケア、「第57回日本産婦人科学会市民公開講座」に特別協賛
  • 台湾貿易センター主催の「台湾生活用品商談会2005春」が東京・大阪で開催
  • ポーラ化粧品、「DURT 森本康代 ステンドグラスの世界」の内覧会を開催

時評・コラム

  • 進路一考(38) 稲垣重久
  • 独り言 継続こそ商い 目先の利で一喜一憂せず
  • 時評 「若いパワー」で企業永続を
  • 泡沫 フランチャイズ制とブランド性の違い
  • らいたあ 「ふるさと」について 離れて目に浮かぶ風景

その他

  • 歯磨工業会、「歯をみがくことの大切さ」をテーマに2005年度の標語を募集
  • 東流社、地元球団「東北楽天ゴールデンイーグルス」の年間シートを購入
  • エステー化学の消臭剤研究事例をNHKの人気番組「おはよう日本」が紹介
  • 西化工と日本化粧品技術者会が化粧品技術基礎講習会を6月に大阪で開催
  • 環境庁、地球温暖化防止の国民運動統一ロゴマークを決定
  • PRページ 小林製薬 電気式芳香消臭剤「ファンデリッチ」を新発売
  • 資生堂常務・熊野可丸氏のエッセイ集「女が感じるサイエンス」が発刊
  • 工研だより第619号
  • カイロ工業会の公募企画「カイロを贈りたい人」の入選13作品が決まる
  • ビジネスビューポイント(P&G広報誌)第11号
  • サンスター、日本広告主協会の「第44回広告コンクール」で銀賞を受賞
  • メーカー5社の入社式トップ訓示 高い能力とスキルで価値を創造
  • 貝印がグループ合同入社式を開催、遠藤社長が社会人の5つの心得を説明
  • J&Jが2005年新卒新入社員入社式を開く、松本社長が社会人の門出を激励

特集 【殺虫剤】

    特別企画

    • 殺虫剤市場は4年ぶりに拡大、電池式の蚊取り・虫よけ商材が大きく貢献
    • 大日本除虫菊、「蚊に効くカトリス」からお部屋用などを新発売
    • ライオン、バルサンの100億円ブランド育成に意欲、主婦層中心に積極訴求
    • ジョンソン、「スキンガード」の処方改良で市場活性化を目指す
    • ウェ・ルコ、「かんたんコバエとり器」のウラ技情報を消費者に還元へ
    • 桐灰化学、貼るだけで虫の侵入を防ぐ「ムシガードはるだけ」を新発売
    • 立石春洋堂、クモ専用忌避殺虫剤「クモ・デストン」等を新発売
    • フマキラー、電池式市場を重点市場に、ベープシリーズで市場活性化を図る
    • アース製薬、「電池でノーマット」から135日用つめかえを新発売
    • ナガオカ販売、「生ゴミ粉末消臭剤除菌プラス」に流通関係者から高い評価
    • カモ井加工紙、ハエ叩きの進化版「虫取りラケットとったどぉ~」を新発売
    • 白元、殺虫薬剤不使用の「ワイパアゾロゾロ」シリーズに3品を追加

    特集 【フェミニンケア】

    • フェミニンケア市場、軽失禁対策品、パンティライナーカテゴリーが活発に
    • 花王、身だしなみをコンセプトにした「ロリエきれいスタイル」を新発売
    • 小林製薬、サラサーティコットン100でジャパン・コットン・マーク取得
    • P&G、ウィスパーが堅調に推移、パンティライナーでシェア拡大目指す
    • ユニチャーム、第3の生理用品「ソフィボディピース」で新市場創出に挑戦
    • レック、新ブランド「Vivaly」から生理用ショーツ専用つけおき洗剤を発売
    • クレシア、ポイズブランドの強化に向け、新メッセージ「U&I」を訴求
    • リブドゥコーポ、「リブドゥリフレ安心パッド」が微量用追加で好調
    • FT資生堂、新表面素材採用の「センターイン肌にふわっとライナー」を発売
    • 大王製紙、軽失禁対策用品の新ブランド「エリスα」を新発売
    • 桐灰化学、生理痛対策用温熱シート「レディウォーマー」を積極展開


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