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2005年4月6日号掲載記事より

プラネット、17年中間期決算説明会を開く、Web受発注サービス導入を推進

プラネット、17年中間期決算説明会を開く、Web受発注サービス導入を推進

 プラネットは3月18日、東京・兜町の東京証券取引所ビル日本証券アナリスト協会会議室で「平成17年度中間期決算説明会」を開き、玉生社長が中間決算並びに経営戦略について説明した。中間期決算の業績は、売上高10億6534万2000円(前年同期比1.2%増)、営業利益1億5294万円(同20.4%増)、経常利益1億5836万円(同31.9%増)、中間純利益1億1047万円(同57.4%増)と増収増益を達成。なお、事業別の売上高を見ると、EDI事業9億1203万4000円(同4.5%増)、データベース事業1億4450万8000円(同2.3%憎)、その他事業880万円(同77.4%減)となった。
 EDI事業における通信処理データは5.1%増加。また、既存ユーザーのEDI利用率向上を進めるとともに「Web受発注サービス」の導入を中堅メーカー・卸店に推進し、新たな接続企業が増加した。このほか隣接業種のペットフード・用品業界等に対して「商品データベースサービス」と「基幹EDIサービス」の導入を推進した。
 通期の業績予想は、「Web受発注サービス」の導入を中堅メーカーおよび中堅卸店に対して積極的に進めるとともに、理美容業界など隣接業界へのネットワーク構築の取り組みも推進するほか、「バイヤーズネット」の展開も進めることで、売上高21億5000万円(前期比2.1%増)、経常利益3億円(同21.8%増)、純利益2億円(同34.8%増)を予測。
 経営戦略については、①既存ユーザーの利用率の拡大(取引企業数の拡大とデータ種別利用比率の向上)②隣接業界の展開(日用品雑貨化粧品以外の業界との接続拡大)③事務合理化ネットワークからマーケティングへ(基幹系から情報系)――の3つを柱に、EDI事業の拡大と情報系ネットワークの拡充を図る。

日本マスク工業会が設立、池澤会長「自主表示基準の確立目指す」

日本マスク工業会が設立、池澤会長「自主表示基準の確立目指す」

 家庭用・医療用マスクのメーカー団体として2月28日に設立された「日本マスク工業会」(池澤紀一会長・大三社長)は、3月24日に開かれた日本衛生材料工業連合会(略称・日衛連)通常総会で5番目の加盟団体として承認された。これを受けて同工業会は3月28日、日衛連事務局会議室(東京都港区)で記者会見を開いた。
 会見でははじめに日衛連・井尻専務理事が設立の経緯について説明。次に池澤会長が所信表明を行った。
 それによると、花粉症やSARS・鳥インフルエンザの流行・発症により家庭用・医療用マスクの需要が拡大している中、最近では、薬事法上、効果・効能を標榜できない雑品のマスクに、誤認を与えかねない特徴を表示した製品が散見される状況になっている。既に一部製品の表示に関し、関係行政機関がヒヤリングを実施しており、国民生活センターでは、04年初頭に花粉用マスクを主体に試買テストを行い、結果を発表するとともに、行政と業界に対して表示に関する要望を行っている。これを受けて日衛連ではこれまで、試買テスト対象品を持つ会員企業と対応策について情報交換を重ねてきた。
 また厚生労働省医薬食品局からは「日衛連内にマスク業界の“足場”を置き、各種情報収集の実施を期待する」方向のコメントがあったことで、2月7日、ユニ・チャームら8社が発起人会を開催して、ユーザーへの製品・性能に関する正確な情報提供とともに正しいマスクの使い方を啓蒙し、国民の健康を守る使命達成を目的に家庭用・医療用マスクの業界団体立ち上げを決議。2月28日に同工業会の設立総会を開催した。
 現在のメンバー数は39社で、当面は「自主表示基準の早期設定」を目標に活動を展開するが、池澤会長は「メンバー社が加盟メリットを感じられる運営を心がける。自主表示基準が決定すれば、会員数は増加するのではないか。将来的には、メンバー社の商品にだけ添付する『日本マスク工業会会員企業マーク』の制定なども考えている」と述べていた。

KHP販売、CoQ10配合化粧品「デルーシェ」のイベントを東京・銀座で開催

KHP販売、CoQ10配合化粧品「デルーシェ」のイベントを東京・銀座で開催

 カネボウホームプロダクツ販売は、2月16日から新発売した「美しく健康で若々しい肌」を目指す女性のための、コエンザイムQ10を配合した基礎化粧品「デルーシェ」(ローション・エッセンス・クリーム・美容液マスク)のさらなる認知と使用体験を図るための「Q10レディを探せ」イベントを、3月19日に東京・銀座で実施した。
 会場のプランタン銀座周辺は、この「Q10レディを探せ―銀座ジャック」で大変な話題と関心が広まり、チラシ広告を持って集まる人、アドカーの宣伝で知った人、周辺の口コミ情報で参加した人など、12時の開始前から長蛇の列ができ、終了の19時までに約1万2000名が抽選会に参加した。
 このイベントのメーンは、赤いコスチュームに銀座周辺をジャックしているQ10レディの背中の「Q10マーク」を撮影して事務局に持参すると、美容液マスクの現品やデルーシェシリーズのサンプルなどがもらえるというもので、また、メーンブースでは電子ルーレットによる抽選会も実施され、商品がハズレなしで貰えるということで大盛況裡に終了した。
 なお同社では今後、5月にはJR山手線での「デルーシェ」の車輌ジャックも予定しており、「デルーシェ」の認知・強化促進対策をさらに積極的に進めていく予定である。

アインズファーマシーズの関西第1号店が大阪・心斎橋にオープン

アインズファーマシーズの関西第1号店が大阪・心斎橋にオープン

 大阪随一のドラッグストア激戦区である心斎橋筋商店街に、今年2月、北海道の雄・アインファーマシーズのドラッグストア関西第1号店「アインズ&トルペ心斎橋店」がオープンした。「アインズ&トルペ」とは、見つける楽しさ、買う楽しさを追求した完全セルフ方式のコスメとドラッグのセレクトショップ。TV番組「TVチャンピオン」化粧品女王選手権で2代目チャンピオンに輝いた庄司麻美氏が店舗プロデューサーとして店舗づくりや商品開発に全面的に携わっていることでも話題を集めている。
 心斎橋店では、1階がドラッグストア、地下1階がコスメのセレクトショップとなっており、店内は白を基調とした清楚な雰囲気に包まれていた。
 また、地下1階のセレクトショップでは、様々なコスメブランドが整然と配置されていたほか、メークアップやスキンケアなどの使用シーンに応じた提案もされており、ブランド別、用途別のどちらにも対応した探しやすい売り場づくりがなされていた。
 心斎橋筋商店街は、オーエスドラッグ、コクミン、シティドラッグ、ダイコクドラッグ、ドラッグストアトモズ、パワードラッグワンズ、マツモトキヨシなどが出店するドラッグストア激戦区で、今回のアインファーマシーズ進出で、同地区の勢力図がどう変化するのかに注目が集まっている。


2005年4月6日号 記事一覧

M&A・設立

  • マンダム、100%子会社のミックの全株式をBHL SA社に譲渡

会合・発表会

  • マルエス、05年商品説明展示会を大阪で開催、取引先関係者ら120名が出席
  • ポーラ美術財団が17年度助成金贈呈式を開催、合計36件総額7685万円を贈呈

経営・施策

  • フマキラー新社長・大下一明氏インタビュー 「お客様第一主義を継続」
  • クロバーコーポ、「組織的戦闘力の強化」をテーマに新年度をスタート

製品・サービス

  • 小林製薬、やわらかな肌ざわりのサラサーティやわらかシルクタッチを発売
  • 東京サービス、泡状のスキンケア&メイクコスメ「ラ・クレーム」を新発売
  • エイボン・プロダクツ、新スキンケアシリーズ「クレアホワイトC」を発売
  • ユニチャーム、「ムーニーマン」からディズニー柄のおしりふきを発売
  • ユニチャーム、「ムーニーマン水あそびパンツ」にジャンボパックを追加
  • ユニチャームペットケア、「愛犬元気」「ねこ元気」等から新製品を発売
  • 花王、ソフィーナから「大人の毛穴ケアひきしめエッセンス」を新発売
  • クレシア、クリネックスブランドのラインアップ拡充を図る新製品を発表
  • リブドゥ、リブドゥリフレはくパンツから「薄型すっきりタイプ」を新発売
  • マックスファクター、独自のエアリフト処方を採用した新マスカラを発売
  • マックスファクター、「SK-Ⅱ」からボディ用美白美溶液を新発売
  • 資生堂、「ピエヌ夏の新製品」を発表、ネールエナメル新12色などを新発売
  • 資生堂、「資生堂ブランド」のサンケアラインから新製品2品を発売
  • 花王、ビオレuから素肌を気持ちよく洗い上げる「さらさら素肌」を新発売
  • 貝印、ビキニライン専用剃刀「ビキニT」等の美粧用品の新製品を発表
  • 小林製薬、栄養補助食品シリーズから、「グルコサミン」等の新製品を発売
  • オカモト、ベネトンとタイアップしたコンドーム「003ベネトン」を発売
  • ニトムズ、強接着の補修用テープ「多用途補修用テープ」を新発売

宣伝販促

  • ジレットジャパン、hitomiを起用した「ヴィーナス」の新TVCMをオンエア
  • エステー化学、ムシューダの新TVCM「夫の休日篇」のオンエアを開始

人事・組織

  • マンダム、取締役会を開き、役員の担当変更・人事異動・機構改革を決議
  • 森下仁丹が新役員人事を決定、新社長に相沢之壽氏が就任

研究・開発

  • カネボウBC研究所、髪密度改善成分「繭由来セリシン」の研究成果を発表

調査・統計

  • 中小企業庁が16年中小企業実態調査を発表、事業継続社数は3年で56万社減
  • チェーンストア17年2月統計、花粉対策関連品が好調、総販売額は減少続く
  • 石洗工17年1月期販売統計、ヘアケア3品、ボディ用洗浄剤等が伸長

イベント・展示会

  • ジョンソンディバーシー、第12回フードセーフティーセミナーを横浜で開催
  • 西日本地区最大級の包装展「A-PACK 2005 OSAKA」を含む3展が大阪で開催
  • プラネット物流、「第4回ロジスティクスフォーラム」を東京で開催
  • ビジネスガイド社、ホームファッションの国際見本市を来春東京で開催
  • 花と緑の総合園芸ショウ「2005日本フラワー&ガーデンショウ」が開催
  • 国際香りと文化の会、大分香りの森博物館の前館長らを招き講演会を開催

施設・店舗

  • ドン・キホーテ、大阪・道頓堀に観覧車を併設した「道頓堀店」をオープン
  • 家庭紙卸のアシハラ、2月21日付けでISO14001の認証を取得
  • マスターフーズ、5月6日付けで本社住所を東京都目黒区下目黒へ移転
  • 王子ネピア、埼玉県草加市の東京工場で火災、製造ラインの被害は軽微に

時評・コラム

  • 時評 IT時代と個人情報保護法
  • らいたあ サラリーマン川柳が人気 日本的な遊びが魅力
  • 独り言 遠交近攻-異なる個性共存の時代に

連載・講演

  • プラネット設立20周年特別企画 ③プラネットの発注データのメリット

その他

  • ライオン、福岡県西方沖地震の被災地に向け救援物資を送る
  • セルフ・サービス協会、「食品表示管理士検定制度」を新設
  • ポーラ伝統文化振興財団、4月の伝統文化記録映画上映会の日程を発表
  • マッチ時報第311号
  • 工研だより第618号

特集 【家庭用包材】

    特別企画

    • 家庭用食品包材市場、原材料高騰で今後の製品安定供給、価格政策が課題に
    • 旭化成L&L、店頭実演や料理研究家等とのタイアップで普及拡大図る
    • P&G、新タイプの食品保存用品「プロキープ密着シート」を地域限定で発売
    • 宇部フィルム、ポリラップを積極展開、ハローキティの耐熱ラップも好評
    • シーアイサンプラス、6月にシーアイ化成と合併、高付加価値をさらに促進
    • 呉羽化学、レギュラー品の適正価格が定着、10月に「クレハ」へ社名変更
    • ライオン、リードクッキングペーパー機軸に積極的なマーケティングを展開
    • スリーエムエステー販売、ジッパーズおやつバッグにプチ袋付企画品を発売
    • オカモト、環境対応型商品の「やさしい」シリーズからラップを新発売
    • 不振続くアルミ箔製品、長尺タイプは安定推移、成型品は店頭露出がカギ
    • 三井化学ファブロ、レイシア製ノコ刃の「ハイラップ」を積極展開
    • 日本製箔、最適なサイズに手で切れる「レンジフードフィルター」が話題に
    • リケンテクノス、使いやすい「リケンラップたっぷりjr.50m」を新発売


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。