2004年12月8日号掲載記事より
キスミーコスメが親会社の伊勢半と合併、新会社社長に西村元伸氏が就任
キスミーコスメチックスはこのほど、より高度な経営効率を目指して親会社である伊勢半との製販統合を行い、統一した社名「伊勢半」で再スタートすることを発表した。
今回の合併は、成熟化し、競争が一層激化した化粧品市場に対応するためのもので、両社は、以前から化粧品製造販売の業務提携を続けてきた。今後はキスミーコスメチックスの企業メッセージ「あしたは、もっと美しく」を踏襲するとともに、①先進的経営の推進②独創性の重視③改革の尊重--の3つを経営ビジョンに掲げて、独創的で信頼に足る製品とサービスの提供を続けていく。なお新会社の社長には、現行2社で社長を務める西村元伸氏が就任する。
九州の有力卸・熊本共和と鹿児島共和が平成17年4月1日付けでの合併に合意
西日本共和グループの熊本共和(本社熊本市、髙田肇社長)と鹿児島共和(本社鹿児島市、椨慎一社長)は、平成17年4月1日を期日として合併することで合意したことを発表した。
今回の合併の主旨について両社は「我々2社は、西日本共和のメンバー社として、西日本全域の広域ネットワーク機能と地域に密着した卸機能の強化を計る仲間として切磋琢磨し合ってきた。しかし、得意先小売企業の出店が広域化するとともに、相互に、営業エリアの交錯、非効率な物流体制等の課題を抱えるに至り、今般、永年の協業関係を発展させ、確固たる事業基盤の構築とより一層の地域密着・得意先小売企業の支援機能の充実を目指し合併することに合意した」としている。
マツモトキヨシ17年3月期連結中間決算、M&A等の推進により増収増益を達成
マツモトキヨシは11月19日、平成17年3月期連結中間決算短信を発表し、連結売上高1512億円(前年同期比8.0%増)、営業利益71億円(同33.4%増)、経常利益78億円(同29.8%増)、当期純利益44億円(同58.2%増)の過去最高利益を達成した。
事業部門毎の売上高をみると、薬粧部門は売上高1365億円(同11.0%増)と順調に推移したものの、スーパー部門およびホームセンター部門では整理統合や業態転換を実施したことで、それぞれスーパー部門66億円(同31.4%減)、ホームセンター部門44億円(同13.0%減)と減収に終わった。また、子会社が担当するその他の部門は、配置薬部門が4億円(同8.2%減)、建設部門2億円(同27.8%減)、その他の部門7300万円(同2.3%増)。
下期については、売上高3000億円、経常利益158億円、当期純利益85億円の達成を目指す。
あらた17年3月期連結中間決算、売上高2.4%減、経常利益67.2%減に
あらたは11月29日、平成17年度3月期の中間決算短信(連結)を発表し、売上高2112億1900万円(前年同期比2.4%減)、営業利益1億700万円の赤字、経常利益15億3700万円(同67.2%減)、中間(当期)純利益7億3100万円(同78.5%減)となった。
平成16年下期については、化粧品・日用品雑貨業界は地域経済における個人消費マインドの大幅な向上は見込めないことから、引き続き業績については予断を許さない状況にあるが、国内最大市場である関東地区、関西地区に経営資源を投下することなどにより、平成17年3月期連結業績は、売上高4230億円、経常利益30億円、当期純利益15億円を予想している。
カネボウ17年3月期連結中間決算、特殊要因を除き計画通りの売上高を確保
カネボウは11月26日、平成17年3月期中間決算(連結)の概要を発表した。
同社は本年5月31日に発表した「事業再生計画」のもと、産業再生機構の支援を受け過剰な有利子負債を解消するとともに、収益力強化に向けた①主力事業(コア事業―ホームプロダクツ事業、薬品事業、食品事業)の販売体制強化②不採算事業からの撤退、を柱とした抜本的な事業構造改善を実施した結果、当中間期売上高は1522億円、経常損失は75億円、中間純利益は3581億円となった。
通期では、さらなる抜本的な事業構造改革並びに事業強化を断行し、売上高2750億円、経常損益120億円、当期純利益3150億円を見込んでいる。
2004年12月8日号 記事一覧
会合・発表会
- 卸研フォーラム2004が東京で開催、全日本食品・齊藤社長の基調講演も実施
- セルフメディケーション推進協が特別セミナーを開催、会員201名が出席
- 石洗工が「第4回洗剤セミナー」を開催、日米欧の洗濯最新事情等を紹介
- 流開センターが記者説明会を開催、GTINの導入で北米でもJANコードに対応
- 慶応大SFC研究所、無線タグを応用した研究等を発表するフォーラムを開催
経営・施策
- ハリマ共和、3PL事業拡大のため保税蔵置所の免許を取得し通関業務に着手
- ローソク工業会が価格改定の見解を公表、「10%以上の値上げが必要」
- パルタック業界紙懇談会(質疑応答) 営業体制を小売業単位での統括へ移行
製品・サービス
- 日本リーバのラックスアロマバスエッセンスが好調、金額シェアトップに
- オカモト、「003」の出荷実績が200万個を突破、記念キャンペーンも実施
- SSLヘルスケア、デュレックスを積極展開、レッドリボンキャンペにも協賛
- コピーライツアジア、「Peter Rabbit & Friends」のライセンシーを募集
- 大王製紙、グ~ンから「ビッグより大きいサイズ」の10枚入りを新発売
- ラッキーコーポ、コエンザイムQ10配合のエッセンス及びクリームを新発売
- メアリー=ケイトアンドアシュレーのコスメラインが全国の西友で発売
- マルエス、和みローソク燭台付きを含む線香・ローソクの新製品4品を発売
- チバSC、ベンゾトリアゾール系紫外線フィルター・チバチノソーブMを発売
宣伝販促
- カメヤマ、お米券等が当たる線香・ローソクの消費者キャンペを実施
- J&Jメディカルカンパニー、頭痛薬「タイレノール」の新TVCMを放映
- 王子ネピア、愛知万博の連動企画・名古屋市営地下鉄1編成貸切広告を実施
- 貝印、KABA.ちゃんを起用した「K-4テトラ」のTVCM第2弾を放映
- シックジャパン、ボルボ V70 T-5 Sport等が当たる消費者キャンペを実施
- シャボン玉石けんが11月23日開催の「国際千葉駅伝」に協賛
人事・組織
- 花王、12月1日付けで生産技術部門、ロジスティクス部門の人事異動を発表
- 壽香料、梅川英紀氏の副社長(企画開発担当)就任を含む新役員人事を発表
決算
- ハリマ共和17年3月期連結中間決算、売上高6.1%減も3PL事業拡大で増益に
調査・統計
- 2004年業界10大ニュース、製配販の業界再編の加速が目立つ年に
- 厚労省などが「エイズに関する意識調査」を実施、認識の低さ目立つ結果に
- サンスターが歯とハブラシの意識調査を実施、歯が魅力的な有名人はSHINJO
- 西化工16年1~9月出荷統計、ヘアトリートメント、美容液が順調に推移
- チェーンストア16年10月統計、台風上陸、雨天続きで総販売額は前年割れに
イベント・展示会
- 12月1日の世界エイズデーに向けた特別イベントを各社が開催
- エイズ予防財団ほかの「レッドリボンキャンペーン2004」が12月1日に開催
- 日本経営協会、国際モダンホスピタルショウを含む4展を来年7月に開催
施設・店舗
- プロロジスが埼玉に大型物流施設「プロロジスパーク杉戸Ⅰ」の建設を開始
- ダイワコーポ、千葉県船橋市に大型物流拠点を来年7月の竣工メドに建設
訃報・葬儀
- 大阪卸界の重鎮・西尾最智氏が逝去、享年80歳
連載・講演
- 日石工組 韓国視察団レポート⑤ 韓国の小売店&カテゴリーの販売状況
- グローバル時代における新流通情報システム最前線 宮原大和氏
その他
- 日本家族計画協会常務理事・北村邦夫氏の著書「幸せのSEX」が話題に
- ポーラ美術館、12月24~25の2日間に「クリスマスコンサート」を開催
上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。