バックナンバー

2004年6月30日号掲載記事より

AJDチェーン全国大会が東京で開催、(株)AJD社長に泉田幸雄氏が就任

AJDチェーン全国大会が東京で開催、(株)AJD社長に泉田幸雄氏が就任

 オールジャパンドラッグチェーン(略称AJD、樋口俊英チェーン本部長=くすりのサンロード)は6月23日、東京都千代田区の帝国ホテルに加盟社、賛助メーカー・卸など433名を招き2004年度チェーン全国大会を開いた。大会前にはチェーン総会も開催され、任期満了に伴う役員改選では樋口本部長の重任を決議。さらに今までチェーン本部長が兼任していた株式会社AJD(AJD社)の社長は分離し、社長職には泉田幸雄氏が就任した。
 今回の総会では、組織強化として、営業、商品開発を機軸としたAJD社と、流通再編の中で債権問題なども手掛けるチェーン本部では性格が異なることから、AJD社の機動力を高め加盟社に提供する価値を極大化することを目的に分離。チェーン本部は、加盟社とAJDの接点である「ブロック会」を、ビジネスの役に立つ場、交流、人材育成の場として強化、全国9ブロック会の上位組織として、組織委員会の下に東日本ブロックと西日本ブロックを新設した。

NPO法人のSMACが第2回通常総会を開催、新会長に池田義雄氏が就任

 NPO法人セルフメディケーション推進協議会(SMAC)は6月21日、東京・大久保のホテル海洋で第2回通常総会を開いた。
 この総会では、新潟薬科大学学長に就任に伴い山崎幹夫会長が辞意を表明していたことを受けて、新会長に日本生活習慣病予防協会理事長の池田義雄氏を選出。また理事も1名が辞任したことから、新たに日本薬剤師会常務理事の秋葉保次氏をはじめとする15名を追加し、秋葉氏は副会長に就任した。
 設立から3年目となる今年度は、会員の意志が反映しやすいように意思決定機関である常任理事会をオープン制に改めるほか、①会員相互ネットを設立し、蓄積された情報・資料をもとにSMACで合意された考えを対外的に広報する②ホームページをインターネットで公開し、従来弱かった会員連携機能の充実を図る③これまでの委員会活動によって蓄積された生活者向けの解説書や研修教育プログラム案などを、生活者やそれを支援する団体企業に還元する事業を企画する――など実質的な活動の充実を図っていくことが発表された。

プラネット、バイヤーズネット説明会を大阪で開催、製配販の429名が出席

プラネット、バイヤーズネット説明会を大阪で開催、製配販の429名が出席

 プラネットの「バイヤーズネットサービス説明会&流通情報戦略セミナー」が、6月18日、グランキューブ大阪の3階イベントホールで開かれた。当日は予定の300名を大幅に超える115社429名が出席。はじめに玉生社長が主催者を代表してあいさつに立ち、その中でこの2月には、JASDACに店頭公開を果たし、名実共にパブリックカンパニーの体制を整えたこと、19年余のサービスを通じて、現在はメーカー約300社、卸店400社以上と発注、納品、請求、品切等、日々の商取引に関わるEDI通信(18データ種・双方向通信)を行い、その処理件数は月間8000万レコードにのぼっていることなどを報告した。
 小憩の後、バイヤーズネットほかのサービス内容の説明があり、現在のバイヤーズネットの利用企業数(2004年6月15日現在)について、698社3821名(小売業239社1058名、卸業249社1541名、メーカー186社1152名、その他23社69名--で構成されていることなどが報告された。

白元、改正高齢者雇用安定法成立に伴い、今年7月から65歳定年制を導入

 先の通常国会では、話題を呼んだ「年金改革法」と共に、企業に65歳までの継続雇用を段階的に義務付ける「改正高年齢者雇用安定法」が成立した。企業ではこれを受けて、定年引上げや継続雇用制度を2006年度から2013年度にかけて段階的に実施することが義務づけられるが、これにいち早く対応したのが白元で、同社では現行の60歳定年を65歳まで5年間延長する新制度を策定、この7月から直ちに実施することとなった。
 年金支給開始年齢の引き上げに伴い、収入の空白期間を埋める工夫が必要となってきたことに対応して、白元では3年前から再雇用制度の研究に着手してきたが、同社には向こう5、6年以内に定年を迎える社員がいないこと、社会的環境条件も整ってきたことから、一気に定年延長を実施することになったもの。
 白元の場合、現行制度では55歳で役職定年を迎え、その後は60歳まで少しずつ給与が減少し5年後に定年を迎えるが、新制度ではその5年間に支給する給与総額の1.52倍を、55歳から65歳の10年間で支給する。定年まで毎年ゆるやかなカーブを描いて、生活できるレベルの給与を受け取ることができる仕組みとなっている。

花王、ヘルシア緑茶に1㍑入りボトル、6缶パックを追加、SM、HC等で発売へ

花王、ヘルシア緑茶に1㍑入りボトル、6缶パックを追加、SM、HC等で発売へ

 花王は6月29日、茶カテキンを豊富に含むお茶飲料「ヘルシア緑茶」の新サイズを、販売チャネルを拡大して関東甲信越エリア(1都9県〈茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨、長野〉)のスーパー・ドラッグストア・ホームセンターなどで発売する。
 同品は、コンビニエンスストアで先行発売して以来、04年3月末までに、約200億円の売上を達成した。継続して飲用している数多くの消費者から「毎日継続しやすいホームサイズが欲しい」「コンビニエンスストア以外で購入したい」といった要望に応え、この度新アイテムとして、1㍑ペットボトルと340㌘×6缶パックを、関東甲信越エリアで新発売する。価格は1㍑ペットボトル500円/340㌘×6缶パック1000円。


2004年6月30日号 記事一覧

会合・発表会

  • 日衛連が第50回通常総会を開催、高原会長「3つの好循環の対応で勝組に」
  • 宮城卸組が第44回通常総会を開催、寺嶋理事長以下全役員の重任決まる
  • 千葉卸組が第36回通常総会を開催、金親理事長「地域流通ネットへ貢献」
  • ジレットが代理店代表者会を開催、07年までに男性ホルダーのトップ目指す
  • クレンザー工業会が定時総会を開催、鈴木会長「業界の活性化目指す」
  • 機械すき和紙連合会が第37回定時総会を開催、新団体設立準備委員会も開く

経営・施策

  • ニッサン石鹸・齋藤洋新社長に聞く 「社員1人ひとりの心の改革を」

製品・サービス

  • 大王製紙、「グ~ン」からかわいいどうぶつしっぽ付き紙おむつを限定発売
  • クレシア、トイレットティシューの「スコッティポピー」にホワイトを追加
  • 小林製薬、栄養補助食品シリーズから「トコトリエノール」を新発売
  • ニッサン石鹸、イランイランの香りの台所洗剤を含む秋の新製品4品を発表
  • 資生堂、「エス・アンド・コー」から秋冬用のメーキャップパレットを発売
  • サナ、豆乳イソフラボン配合の「なめらか本舗」からしっとり化粧水を発売
  • マルフククレンザー、多目的洗浄消臭剤「自然にやさしい重曹」を新発売

宣伝販促

  • ユニチャーム、タンポンの普及・啓発を目的にタンポンの情報サイトを開設
  • 貝印、K-4テトラ、K-3を対象に「サンダーバードキャンペ」を実施
  • ジョンソン、「第1回ジョンソンおそうじ川柳」の作品を募集
  • カメヤマ、ローソク・線香キャンペを継続展開、CMと連動させ販売促進図る
  • 日本リーバ、「モッズヘア・ヘアカラーシリーズ」の新TVCMを放映
  • SSLヘルスケア、ドクターショール創立100周年記念の消費者キャンペを実施

人事・組織

  • 小林製薬、国際営業事業部のカンパニー化を含む組織改革・新人事を発表
  • 東海、本門俊一氏の新社長就任を含む新役員人事を発表
  • ニトムズ、出崎保氏の常務昇任を含む新役員人事及び組織変更を発表

調査・統計

  • パルタック進出で注目される北海道市場、全国卸3社の寡占化進む
  • 石洗工16年1~4月期販売統計、柔軟仕上剤は金額・数量ともに大幅増を記録
  • 近化工16年1~4月出荷統計、皮膚用化粧品が微増に
  • コンビニ16年5月度統計調査、DVDの拡販等で既存店ベースの客単価が増加

イベント・展示会

  • ロジスティクスパートナー、「ロジスティクスSCMフェア」を東京で開催
  • ブライダル事業のTAKAMIが100万人のキャンドルナイト賛同イベントを開催

施設・店舗

  • アース製薬、本社を7月12日に移転、東京支店は7月20日から業務を開始

時評・コラム

  • 時評 「個人情報保護」の行方

連載・講演

  • 進路一考(18) 稲垣重久

その他

  • P&G、兵庫県と進める「外資系企業誘致」に関する新しい取り組みを発表
  • ジャックス、歯科関連学会に出展、舌ブラシの細菌除去に関する研究も発表
  • クロバーコーポ、中国の委託メーカーを視察、「迎春石鹸」の3割増目指す
  • 資生堂、「均等推進企業表彰」で厚生労働大臣賞最優秀賞を受賞
  • 東京商工会議所、「第2期シニアビジネス研究会」を7月に開催

特集 【ホームランドリー】

    特別企画

    • 衣料用洗剤市場、数量が伸長も金額は前年割れ、液体洗剤への転換も進行
    • 洗濯仕上剤市場、漂白剤除き前年割れに、衣料用洗剤の多機能化も影響か
    • 花王、液体ニュービーズウォッシュ&ケアが好評、生活習慣の変化に対応
    • ライオン、新ブルーダイヤが順調に推移、トップは洗浄力の高さを訴求
    • 第一石鹸、香りのファンスシリーズに注力、ほのかな香りに高い評価
    • UYEKI、人と環境に優しい衣料用洗剤「ドライニングワン」が好調
    • P&G、ボールド、アリエールを積極展開、レノアの導入で市場が活性化
    • ハイネリー、洗濯用液体石鹸「液体マルセル」を積極的に展開
    • 日本合成洗剤、植物系原料配合の「ホワイトバイオ」等が好調に推移
    • 三協油脂、プロフェッショナルシリーズ等の業務用洗剤各種を拡販
    • サラヤ、アラウ洗濯用せっけんが好調、ハイジGOODSキャンペも実施中
    • マルフククレンザー、漂白剤配合の「バイオステップ漂白剤in」等を新発売
    • カネヨ石鹸、「作業衣専用洗剤」に注力、アイテム揃えニーズに対応
    • ニッサン石鹸、UVカットシリーズ、グリーンウォッシュの拡販に注力
    • ミマスクリーンケア、環境対応型洗剤「緑の魔女洗濯用洗剤」が好評
    • ニトムズ、ふわり、ここちを含む「やさしいお洗濯シリーズ」を積極展開
    • 太陽油脂、ジェルタイプの透明液状石鹸「ネオ洗濯用液状石けん」が好評
    • 日本リーバ、パワーサーフ、ファーファがロングラン製品として根強い支持
    • ヱスケー石鹸、「URUOi」「SiTORI」の2ブランドから洗濯用石鹸を新発売
    • ミヨシ石鹸、アルカリ剤配合した「ミヨシマルセルせっけん」に3Pを追加
    • LG生活健康、ドラム式洗濯機専用洗剤「メガテック」を新発売


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。