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2004年2月18日号掲載記事より

マツモトキヨシとドラッグイレブンが商品供給等で業務提携を締結

 ドラッグストア最大手のマツモトキヨシと九州大手ドラッグストアのドラッグイレブンは2月10日、事業発展及び効率化を図るため、情報交換や商品の相互供給などに関する業務提携に合意したと発表した。業務提携の内容は、①商品及び自社開発商品の相互供給②商品の仕入、販売及び価格などに関する情報交換③物流センター機能の共有化④調剤システムの共同利用⑤出店に関する情報交換--の5点。

資生堂、国内化粧品事業、中国事業強化のため、4月付けで組織改革を実施

 資生堂は、4月1日付の組織改革の内容を発表した。今回の改革は、資生堂グループの中核である化粧品事業、中でも「国内化粧品事業の営業力強化」と、「成長著しい中国市場における事業強化」を主眼としており、同社では2004年度を「店頭基点の経営改革」の総仕上げの年と位置付け、店頭基点を牽引する営業力の強化を通じて、確実な成果に結びつける。組織改革のポイントは、①販売第一線(国内・中国)に権限と責任を委譲=お客様に最も近い販売第一線に専務を筆頭とする執行役員を配置し、市場環境に合わせて経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を迅速かつ効果的に配分できる組織体制を確立する。②「小さな本社」に再編=本社組織の重層的な「総本部」「本部」制を廃止するとともに、重複・分散した業務を集約して、部門を削減する事により、意志決定のスピードを図るなど。

ライオン15年12月期連結決算、トータルコストダウンで経常利益2ケタ増に

ライオン15年12月期連結決算、トータルコストダウンで経常利益2ケタ増に

 ライオンは2月10日、LPC(ライオンプレスクラブ)会合を開き、絹笠専務から平成15年12月期の決算短信(連結)概要を次の通り報告した。連結売上高は3085億4500万円(前期比横バイ)となったが、営業利益は98億6500万円(同17.5%増)、経常利益は112億7000万円(同13%増)と製造原価低減などのトータルコストダウンにより増益となった。当期純利益は109億4600万円(同87.2%増)と、前期に比べ大幅に増加した。

徳倉の2004年春季総合展示会に336名が出席、あらた始動に向け意気高く

徳倉の2004年春季総合展示会に336名が出席、あらた始動に向け意気高く

 徳倉の「2004年春季総合展示会」が、2月4、5日の両日、高松市のサンメッセ香川で開かれた。今回は通算第38回、本年4月1日のあらた合併を控えた徳倉最後の展示会となるだけに、会場入口には新会社のマスコット(あらたん)をあしらった「あらた発足まであと57日」のパネルが飾られ、新しいスタートにかける意気込みにあふれていた。出展メーカーは昨年より20社増の142社で、一昨年に比べれば「あらた効果」により約40社増加したことになる。会場にはグループ会社であるファッションダイカや伊藤伊の開発商品も陳列され、サンビック小野社長や伊藤伊平野専務をはじめ、メンバー社から9名が出席し、応援に努めるなど、あらたとしての強い一体感が感じられた。

第4回JAPANドラッグストアショーが開幕、494社1141小間が出展

 日本チェーンドラッグストア協会は2月12日、千葉県・幕張メッセにおいて、関口同ショー実行委員長(龍生堂本店)らの出席のもと、翌13日から開催される「第4回JAPANドラッグストアショー」における協会テーマブース「撃退大作戦!花粉症対策情報局」内に設置される、日本で唯一花粉症の軽減祈願ができる杉神社(島根県智頭群)の分社建立式を行い、同ショーを実質的にスタートさせた。翌13日午前9時30分からはオープニングセレモニーが行われ、松本会長(マツモトキヨシ)、関口実行委員長のあいさつ、そして白元・鎌田社長の来賓祝辞、テープカット後に、華々しく開幕した。


2004年2月18日号 記事一覧

会合・発表会

  • ユニチャーム、新製品発表会を大阪で開催、卸店・販売店ら約520名が出席
  • フマキラーの新製品発表会が大阪で開催、卸店・販売店ら273名が出席
  • ライオン会総会西日本に180名が出席、高橋社長「3大政策に基き成長を」
  • ユニチャーム、新製品発表会を名古屋で開催、卸・販売業者ら298名が出席
  • J&Jが2004年春の新製品発表会を開催、リーチ着色汚れ落とし等を発表
  • アース製薬が大阪で方針説明会を開催、大塚社長「価格の適正化図る」
  • 日本香堂が新製品発表会を開催、かたりべプラスさくらの香り等を発表

経営・施策

  • 花王、3月から中国・上海でプレステージ化粧品事業を展開
  • プラネット玉生社長、基幹EDIが順調、バイヤーズネット事業等にも注力
  • エステー化学、空気を科学する独立研究機関「日本かおり研究所」を設立

製品・サービス

  • ライオン、「ルックパイプマン」シリーズの2品をリニューアル
  • ユニチャーム、うんちポケット採用の「ムーニーおしりピュア」を新発売
  • サンスター、Ora2から「ポイントステインクリーナー」などの新製品を発表
  • 日本香堂、香典袋「金封」シリーズを拡充、全国の地域ニーズに対応
  • 花王、「キュレル」からリキッドファンデーションスキンケアベースを発売
  • 資生堂、「プラウディア」から新固形乳液状ファンデーションを新発売
  • マックスファクター、持続性の高い口紅「リップフィニティプロ」を新発売
  • マンダム、「ギャツビー」からCVS専用商品15アイテムほかを新発売
  • ライオン、「ムシ歯になりやすい人のクリニカ」からさくらミントを追加
  • ナガオカ販売、薬用入浴剤「美肌湯スキンケアクール」等の新製品を発売
  • 白元、「ソックタッチ」からくまのプーさんシリーズの第2弾を新発売
  • ポーラ化粧品、「アミアン」ブランドから歩きたくなる靴を新発売
  • FT資生堂、「新ティセラシリーズ」の2アイテムが日経POSで上位にランク
  • ペリカン石鹸、世界の泥を配合した「クレイクレンジングソープ」を新発売
  • マスターフーズ、オーラルケアスナック「ペディグリーデンタX」等を発売
  • ポーラcofu事業部、人気アイテムをセットにした企画品を丸井で限定発売

宣伝販促

  • 三洋電機、ニッケル水素電池の普及に向け福岡地区でキャンペーンを実施
  • 旭化成L&L、有名店のパンが当たる新サランラップの消費者キャンペを実施

人事・組織

  • 資生堂が新役員人事を発表、FT資生堂の新社長に野口正氏が就任へ
  • ライオン、藤重貞慶専務の新社長就任を含む新役員・執行役員人事を発表
  • エステー化学のR&D部門開発企画グループマネジャーに高橋浩一氏が就任
  • ジャックスの新社長に佐野晃氏が就任、佐野清社長は代表取締役会長に

研究・開発

  • 資生堂、立体感ある顔立ちを作る新素材「高機能パール剤」の開発に成功

調査・統計

  • 殺虫剤大手3社が意欲的な新製品を発表、シーズン到来へ向け積極展開へ

イベント・展示会

  • ポーラ化粧品、ポーラ美術館学芸員のカフェトーク「色彩の瞬き」を開催
  • ビジネスガイド社、来年6月にマリンメッセ福岡でギフトショーを開催へ
  • ポーラ美術館、フランス絵画における色彩に焦点を当てた企画展を開催
  • 「日本フラワー&ガーデンショウ」が3月26日から千葉・幕張メッセで開催

時評・コラム

  • 時評 新型ウイルス対応商材の行方
  • 泡沫 21世紀の日本の食料自給率
  • 日雑談 店舗出店の極意 周辺住民の心を掴む

連載・講演

  • 進路一考(8) 稲垣重久

その他

  • ユニチャーム高原会長から寒中見舞 「1つひとつ役立つことを実行」
  • 近化工、医薬部外品・化粧品に関する改正薬事法政省令説明会を3月に開催
  • PRページ LG生活健康-柔軟仕上剤「サフロン1/3」が好業績を記録
  • 日本能率協会、広告基礎コースほかのセミナーを開催


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。