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2003年11月19日号掲載記事より

パルタック、大規模ハイテク物流拠点「RDC東京」が竣工

パルタック、大規模ハイテク物流拠点「RDC東京」が竣工

 パルタックがかねてから建設を進めてきた、関東地区における大規模ハイテク物流拠点「RDC東京」が竣工、その披露・見学会が11月7日、メーカー、販売店、金融、報道関係者など約850名を招いて開かれた。全国10番目(関東では群馬、横浜に次ぐ3番目)のRDCとなる同センターは、東京駅からJR京葉線でわずか15分(舞浜駅)、ディズニーランドにほど近い千葉県浦安市千鳥の企業団地内にあり、湾岸道路「浦安」出口にも近接した至便な立地である。4階建て延べ床面積1万坪、年間最大出荷額は700億円と、RDC近畿に次ぐ規模で、関東1都6県の200企業4000店舗をカバーする。これに伴い、従来の越谷物流センターと千葉支店は同RDCに集約される。設備は他のセンターと同様に、次世代のEDI・SCMに対応した新物流システムを基本としている。我が国最大の市場である関東エリアでのRDCの完成により、同社の営業・物流システムも全国的な標準化が完成することになる。

オカモト、トクヤマホームプロダクツの営業を来年4月に譲受

 オカモト(東京都文京区・岡本多計彦社長)とトクヤマホームプロダクツ(東京都港区・三輪邦夫社長)は11月10日、トクヤマホームプロダクツが展開している営業の全てをオカモトに譲渡する契約を交わした。譲受は来年4月1日に行われる。オカモトは、ゴム・プラスチックの総合メーカーとして、コンドーム、家庭用手袋、カイロ、石鹸製品、女性用ビデなど医療・日用品の生活用品事業、プラスチックフィルムなどの産業用製品事業を展開している。またトクヤマホームプロダクツは、家庭用除湿剤「水とりぞうさん」をはじめ、消臭剤、洗浄剤、保冷剤などの生活用品事業を展開しており、中でも「お茶犬消臭剤」シリーズは、各業態で好調な動きを見せている。今回の事業譲受によりオカモトでは、従来から展開している生活関連分野において事業の拡大を図る。年間販売目標金額は20億円。

マンダム16年3月期中間決算、冷夏の影響で売上高微減も増益達成

 マンダムは、11月11日、平成16年3月期連結中間決算を発表した。それによると売上高は前年微減の240億2900万円(前年同期比0.9%減)に終わったが、営業利益40億8200万円(同1.1%増)、経常利益39億7800万円(7.8%増)、中間純利益20億2400万円(7.2%増)とそれぞれ好調に推移。1株当たり純利益は83円91銭で、これにより中間配当金は当初の予定通り5円増配の1株当たり25円となった。本中間期の決算を予算(目標)と比較すると、売上目標は247億円だったので達成率は97.3%。同様に営業利益は同101.5%、経常利益は同103.1%、中間純利益は同98.7%となった。エリア別売上高構成比は、国内が79.2%、海外が20.8%だった。海外では、PTマンダム(インドネシア)の合理化が進んだ上、ルピアも安定。またマレーシア法人は累損解消を果たせ、韓国も、毎月月間売上記録を更新するなど好調で、次期3ヵ年計画において連結範囲を拡大することも検討している。

小林製薬16年3月期中間決算、家庭用品製造販売好調も取引先破綻で減益に

小林製薬16年3月期中間決算、家庭用品製造販売好調も取引先破綻で減益に

 小林製薬は11月10日、本社3階会議室に関係業界紙を集め、平成16年3月期中間決算に関する記者会見き中間決算の業績について以下の概要の報告を行った。中間期の売上高は、1083億8600万円(前年同期比1.4%増)、営業利益78億3800万円(同4.4%減)、経常利益70億1100万円、(同12.8%増)、中間純利益33億5700万円(同0.6%減)で終了。減益の理由については、特に取引先のドラッグストアなどの破綻に対する貸倒引当金及びチバコバヤシインク閉鎖準備に伴う関係会社整理損などの特別損失の影響によるところが大きいとしている。また同社は、子会社、関係会社を含め家庭用品製造販売事業、家庭用品卸事業、医療関連事業の3本柱を中心に事業展開を行っているが、それぞれの事業における業績についても報告が行われた。

ユニ・チャーム16年3月期決算、主力事業順調で過去最高の業績を達成

ユニ・チャーム16年3月期決算、主力事業順調で過去最高の業績を達成

 ユニ・チャームは10月31日、平成16年3月期の中間決算短針(連結)を発表した。
 売上高は前年同期6.8%増の1162億2600万円となり、過去最高の売上高を達成した。国内における売上高は、主力事業であるベビーケア事業、成長分野であるヘルスケア事業、ペット事業が順調に増加し、前中間期に比べ47億円増加、915億円となった。アジアを中心とした海外では、フェミニンケア事業、ベビーケア事業ともに中国、台湾におけるSARS問題の影響はあったが順調に売上げを伸ばし、その他の地域では、主にヨーロッパにおける大人用失禁製品の売上げが拡大したことで、売上高は前年同期に比べ26億円増の247億円、連結売上高中21%のウエートを占めるに至った。また利益面では、国内事業は、増収効果と販売促進費等の経費の効率的な活用、海外事業では、売上げ拡大に伴う利益率の向上により、営業利益151億円(同19.5%増)、経常利益157億円(同22.3%増)、当期純利益81億円(同24.3%増)と、それぞれ過去最高益を達成した。


2003年11月19日号 記事一覧

M&A・設立

  • ポスフール、イオンと業務・資本提携し、イオングループ傘下に

会合・発表会

  • ときわ商会、秋の講演会と製配販懇親会を開催、新物流倉庫稼動などを報告

経営・施策

  • アキレス、一般消費者に向け、新コミュニケーションマークを制定

製品・サービス

  • 資生堂、ベネフィークから美容食品「サプリケア」3品を新発売
  • 資生堂、リバイタルから純粋レチノール配合のシート状マスクを新発売
  • ブルームコスメJ、リキッドアイライナーなどの新製品を来年2月に発売
  • ライオン、「ビトイーンクリアスタイル」から数量限定品4アイテムを発売
  • 花王、オーブから「ルージュアクアクリスティ」など5アイテムを新発売
  • 資生堂、dプログラム、YS、ロズレイから新製品を発売
  • 資生堂、ベネフィークからアンモニア無配合の新ヘアカラーを発売
  • 白元、開運芳香剤「風水彩香」から来年の干支「さる年開運の香り」新発売
  • ライオン、ウエットタイプの花粉対策フィルター「花粉破壊」を新発売
  • ライオン、「ホワイト&ホワイトプライムライオン」の数量限定品を新発売
  • 小林製薬、軽失禁が気になる女性向け「もれなしヘルプ」を新発売
  • FT資生堂、マスクタイプの空気環境衛生商品「Block IT」をテスト販売

宣伝販促

  • シービック、ポット型浄水器「ブリタ」カートリッジの増量キャンペを実施
  • ライオン、「デンターamino」新発売に合わせ、消費者キャンペを実施

調査・統計

  • 東家同10月度市況調査、価格・荷動は前月と同水準も、年末商戦に向け警戒
  • 食器洗い乾燥機の普及に伴い、専用洗剤市場も60億円規模に成長

時評・コラム

  • 泡沫 米テキサス州・アラモ砦
  • 時評 成長するドラッグストアの与信管理術

連載・講演

  • グローバル時代における新流通情報システム最前線 深田隆雄
  • ヘアケア市場秋の取組み(3) P&G ヴィダルサスーンシリーズ

その他

  • ユニチャーム、社員の免疫力強化と安全対策でインフルエンザ予防接種実施
  • 日石工組副理事長・三木晴雄氏、藍綬褒章の伝達を受ける
  • プラネットVANVAN第60号
  • シャボン玉友の会だより第82号

特集 【歳末用品】

    特別企画

    • ライオン、家事に対する主婦の意識調査、「食事の後片づけ」でストレス
    • ミマスクリーンケア、「緑の魔女」を差別化商材として流通に提案
    • フマキラー、暮らしの汚れと戦う「ピカレンジャー」シリーズを積極訴求
    • ユニチャーム、「ウェーブハンディワイパー」のお試しパックを限定発売
    • 日本リーバ、ジフ、ドメストのプロモーション品を限定発売
    • 松下電器産業、野球観戦ツアーなどの消費者キャンペで乾電池の拡販を図る
    • 三洋電機、高速充電可能な「超急速30分充電器セット」を新発売
    • FDK、「Gシリーズ」中心の活発な販促活動で富士通乾電池の拡販をサポート
    • 富士フイルムバッテリー、「デジチャージ」シリーズから新製品
    • 東芝電池、アルカリ乾電池「東芝アルカリ1」の増量パックを新発売
    • 松下電器産業、DVD-RAMを中心にDVD記録メディアの可能性を発信
    • クレシア、高品質フロアシート「クリンドゥ」シリーズの配荷を強化
    • サラヤ、「自然派のサラヤ」訴求で販売促進図る
    • 呉羽化学工業 田口リビング営業統括部長インタビュー
    • 松下電器産業、パルックボール前面に打ち出し、多様な売場提案で拡販図る
    • 旭化成/サランラップ販売 上原マーケティング部長インタビュー
    • 大王製紙、「イエ・ッサ」ブランド一括導入目標に積極的な営業展開を実施
    • マンダム、ヘアカラー対象に「モヒ缶」プレゼントキャンペを実施
    • エヌピーフイルム、「ワンラップ」シリーズのデザインを一新
    • ジョンソン、消費者キャンペとTVCM、店頭陳列コンテストで拡売を図る
    • 植木、オレンジシリーズの多様な商品群で歳末商戦に臨む
    • 大日本除虫菊、酢酸配合の「ティンクル」シリーズにトイレ用を追加
    • 日本デキシー、年末に向け「紅茶・お茶パックmini」など全5ブランド発売
    • ツムラ、「キッチンアクアショット」の定番化促進に注力
    • 小林製薬、洗浄剤関連分野を積極展開、秋の新製品も好調に推移
    • ニトムズ、コロコロシリーズに企画限定品、天然ソフナーふわりも積極展開
    • ライオン、ルックブランドの認知向上とブランドイメージの構築図る
    • 王子ネピア、「モッピーハンディクリーナー」の拡販に注力
    • 花王、消費者キャンペと主要ブランドの積極的展開で大掃除意識を喚起
    • 日用品の大需要期・歳末商戦を迎え、各社、夏物商戦の巻き返しに期待


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。