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2003年4月23日号掲載記事より

ジップウォンツ設立発表会が大阪で開催、連邦経営で新たなビジネス展開へ

ジップウォンツ設立発表会が大阪で開催、連邦経営で新たなビジネス展開へ

 ジップウォンツ(本社大阪市、福岡慎二社長)は4月16日、ヒルトン大阪で取引先メーカー、卸など約500人を招いて「ジップウォンツ設立発表会」を開いた。ジップウォンツは、東海・関西地区を主な地盤とする有力ドラッグストアのジップ・ホールディングス(本社名古屋市、舌古宏社長)と、中国地区有力ドラッグストアのハーティウォンツ(本社広島市、福岡慎二社長)の2社が共同出資を行い、2月に設立した新会社で、2社合わせた売上げは800億円、経常利益は30億円となる。ジップ・ホールディングスとハーティウォンツは、今後も従来通り独立した経営形態を維持するが、共同で行うことにメリットが見出される思われるものについては、ジップウォンツを通じて行っていくと発表。また、仕入先卸については、従来の協力関係を継続していくとし、一方、取引先メーカーについては、今後ジップ・ホールディングス並びにハーティウォンツの2社の商談及び仕入れ契約をジップウォンツに一本化していくことを明らかにした。

KHP販売有力代理店会が開催、事業構造改革とキャッシュフローを指針に

KHP販売有力代理店会が開催、事業構造改革とキャッシュフローを指針に

 カネボウHP販売の平成15年度全国有力代理店大会が4月10日、東京・台場のホテル日航東京に44社を招いて開かれ、最優秀代理店、優秀代理店、有力代理店を表彰するとともに、帆足隆カネボウ会長兼社長から経営方針について、堤正カネボウ専務執行役員・カネボウHP販売社長から事業報告並びに営業方針の要点について説明が行われた。カネボウ・帆足会長兼社長は、「本年の全社テーマとして、『決戦の年、1人1人がスピード感と主体性を持って、達成の喜びを分かち合おう』を定め、新年度の経営指針として『未来構築-事業構造改革とキャッシュフロー』を掲げスタートした。これを受けKHPも『H&Bケアのリーディングカンパニー獲得』を目指し、商品の品質強化と企業存続価値の向上をテーマに、達成に向けて取り組みをスタートした。その一環としてこの春から秋にかけて、2大ブランド(ナイーブ、プロスタイル)の新装、高品質化に一新、信頼感と近親感のあるブランドに挑戦する」と語った。

エステー化学とマイコールがカイロ関連製品における販売業務提携を発表

 エステー化学は、4月16日開催の取締役会において、マイコールおよびマイコール・プロダクツとの間で、カイロなどの温熱用具に関する販売業務提携を行うと発表した。業務開始は7月1日予定。この件に関する記者会見は、4月30日の決算発表後に行う。今回の業務提携は、マイコールの主力製品であるカイロ等の温熱用具の販売シェアと、3社のブランド力と販売力のシナジー効果によるカイロ等の温熱用具事業の拡大。さらにエステー化学における冬季商材の強化としている。

西友が佐賀県に大型SCをオープン、ウォルマート流ノウハウを随所に導入

 西友が昨年12月に実質的なウォルマート傘下となって、初の出店となる佐賀巨勢店が3月21日にオープンした。事実上のウォルマート第1号店とも噂された同店は、全体的には国内の大型スーパーと大きな違いは見られなかったものの、ウォルマートと西友のノウハウの融合を図ろうとする意図は随所に垣間見えた。例えば、ウォルマートで使用されている背の高い什器や、広い通路には移動型の什器も置かれ、特売品などを配置。さらに果物コーナーでは、平積みでの大量陳列が行われるなど、ウォルマート流の雰囲気を演出。さらに肉や魚、野菜といった生鮮コーナーでは地元の食品も多く取り入れるなど、高い鮮度を要求する日本の消費者に対し、西友のノウハウを活かした売り場作りが行われていた。一方、日用品売り場は、商品自体は大半が国内メーカーのNB商品で、PBも他の西友店舗と同様の品揃えで構成されていた。今後はこうした価格戦略に加え、ウォルマート流のローコスト経営をいかに日本でも実現するかという点が大きな注目となっている。

コメリ、中国地区への店舗拡大に向け「岡山流通センター」を開設

 東北・関東・甲信越地方を中心に店舗を展開する有力ホームセンターのコメリは、中国地方への店舗拡大を目的に、岡山県岡山市に6カ所目となる物流拠点「岡山流通センター」を開設し、4月12日から稼動を開始した。また、センターの開設に併せて、店舗オペレーション体制の拡充と広域出店体制の充実を目的に「中四国地区本部」も開設した。

ミスターマックス、九州・中国地区の物流拠点・西日本物流センターを稼働

 九州大手の総合ディスカウントストア、ミスターマックスは4月2日、九州・中国地区の店舗への商品配送を行う物流拠点として「西日本物流センター」の稼動を開始した。同センターは、当初は在庫機能を持たない通過型の物流センター「トランスファー・センター」としてスタートする。同社は、物流センターの稼動により商品の搬入を集約し、各店舗への一括納品に変えることで、各店舗での荷受け作業の削減を目指すとともに、物流コストを軽減し、経費削減と仕入原価の引き下げを図る。


2003年4月23日号 記事一覧

会合・発表会

  • 排水協が「第9回通常総会」を開催、藤原会長「表示徹底し積極的に啓蒙」
  • 山梨卸組が第11回通常総会を開催、丸山理事長「地域卸の重要性を考慮」
  • プラネット、「バイヤーズネットサービス説明会」を5月9日に札幌で開催

製品・サービス

  • FDK、ハイグレードアルカリ乾電池「Gシリーズ」の性能を大幅パワーアップ
  • カネボウHPのシンプロが世界包装機構主催のイベントで最優秀包装賞を受賞
  • マックスファクター、4倍のボリュームを与える・4000CAL.マスカラを発売
  • ハーバルケア、フロマリーゼから「アロマティックウォーター」を新発売

人事・組織

  • マックス、5月10日付けで山口完治氏の取締役就任を含む新役員人事を発表
  • J&J医療機器Gのアジア・太平洋地域のトップにスプラティム・ボース氏就任

イベント・展示会

  • カメヤマが「15年度大阪地区展示会」を開催、取引先関係者ら300名が出席
  • 日本能率協会、ブランド育成・開発の新戦略セミナー等を開催

施設・店舗

  • 日本グローブ工業会の事務所が入居ビルの建て替えで一時移転
  • コストコが国内4店目となる近畿地区初の「尼崎店」を4月17日にオープン

時評・コラム

  • 時評 花王、健康茶飲料事業に参入
  • 泡沫 特定されないSARSの感染源

その他

  • プラネットVANVAN第58号
  • クロバーコーポの製造・技術系社員が外国語専門学校の英会話コースを卒業
  • 業界隠居の季節の便り 京都・嵯峨野の「嵐山の桜」を撮影
  • シャボン玉友の会だより第77号
  • サンスターが目指す健康推進活動への取り組み -健康道場に5日間入門-

特集 【ハウスケア】

    特別企画

    • 住居用洗剤市場が3年ぶりに伸長、マメな掃除の定着と洗濯槽用伸長が貢献
    • 花王、ダニ、ハウスダストを除去する「アレルクリン」を新発売
    • アサヒペン、「人と環境に優しい住まい」をテーマに製品開発
    • ライオン、ルックカビとりジェルを強化、洗濯槽クリーナーも好調に推移
    • 攝津製油、「パロン強力かび取りゼリー状」が新パッケージにリニューアル
    • 小林製薬、簡単に洗浄・除菌シートが作れる新トイレ用クリーナー等を発売
    • ジョンソン、パイプユニッシュブランドが急成長、今期もTVCMを大量投下へ
    • 大王製紙、流せるトイレ用清掃シート「イェ・ッサ」の出足が好調に
    • 植木、人気のオレンジクレンザーほか、「オレンジシリーズ」を多彩に展開
    • 日本合成洗剤、優れた除菌効果の「カビとり泡ブリーチ」に大きな期待
    • ニトムズの家庭用粘着クリーナー「コロコロシリーズ」が発売20周年に
    • ユニチャームのシートクリーナー「ウェーブ」が販売累計500万本を突破
    • 日本リーバ、ドメスト、ジフを改良新発売、独自の生コマーシャルが話題に
    • ウェルコの「NEWキッチンハンズ」がロングセラーに、2個入りタイプも好調
    • 王子ネピア、新ハンド式クリーナー「モッピーハンディクリーナー」を拡販


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。