2002年11月6日号掲載記事より
王子製紙、03年2月1日付けでホクシーを完全子会社化に
王子製紙と、同社の子会社であるホクシーは10月24日、それぞれの取締役会で、王子製紙を完全親会社として、ホクシーが株式交換によって完全子会社となる株式交換契約書の承認決議を行った。王子製紙によるホクシーの完全子会社化は、王子製紙とホクシーが、相互の協力関係をより深め、今後の家庭用紙事業における王子製紙グループの戦略をより迅速に実施できる体制を整備し、同グループの家庭用紙事業の伸張を期することを目的に行われた。
花王販売、03年1月からデパート事業を1本化、近畿花王商事を吸収合併へ
花王販売は、2003年1月1日以降、花王と中央物産、伊藤伊との間のデパートチャネル事業の営業を譲り受けることになった。これにより、花王と両社との間のデパートチャネル代理店契約が終了する。また、同日付で近畿地区のデパート流通を担当していた近畿花王商事についても、花王販売が吸収合併することを発表した。
エステー化学15年3月期中間決算、芳香消臭剤の伸長で前年同期比2.6%増に
エステー化学は10月30日15年3月期中間決算短信を発表した。これによると、売上高は209億7800万円、前年同期比2.6%増となっている。粗利では防虫剤・除湿剤が8億円マイナスだった分を、芳香消臭剤が逆に8億円プラスしてこれを吸収。また、コストリダクションチームを編成して、資材調達・開発部門の組織を構造的に見直し、コーポレートスタッフ、販売部門の管理費コストをダウンさせ、返品の減少などに、全社挙げての収益構造改革に取り組んだ結果、営業利益は29億1600万円、131.3%増、経常利益は24億9700万円、166.6%増、当期純利益は11億7800万円、225.6%増と、大幅増益となった。
大手GMS5社が03年2月期中間連結決算発表、イオン等4社が営業利益増
大手スーパー5社の03年2月中間期(02年8月末)の連結決算短信が発表されたが、前年同期比で営業収益(売上高)を伸ばしたのは、イトーヨーカ堂グループ(5.3%増)とイオングループ(3.9%増)、西友グループ(7.4%増)の3社で、ダイエーグループ(9.7%減)、ユニーグループ(1.3%減)の2社はダウンした。一方、当期純利益では、ダイエーのみが増加し、残る4社が減少となっている。
2002年11月6日号 記事一覧
M&A・設立
- 王子製紙、P&Gの中国・蘇州の製紙工場「蘇州宝潔紙品有限公司」を買収へ
製品・サービス
- VCローションドットコム、美肌スキンケアVCQ GELを首都圏ドラッグで発売
- マックスファクター、SK-Ⅱから表情ジワが残りにくい肌に導く新乳液発売
- 資生堂、アクテアハートから目元専用スティック状クリーム発売
- 新昌化学、洗濯機内の菌を捕捉する洗濯グッズ「洗濯安全宣言」を発売
- ユニチャーム、立体ポケット吸収体等を採用した新ムーニーマンを限定発売
宣伝販促
- 小林製薬、全国の老舗の味が2000名に当たる年末消費者キャンペを実施
決算
- 攝津製油、15年3月期の業績予想を修正、通期売上高は90億円(7.2%減)に
調査・統計
- 近化工13年1~8月出荷統計、染毛料・化粧水の伸長も、トータル0.8%減に
- 石洗工14年1~8月期販売統計、洗濯用洗剤、漂白剤が高い伸び示す
- チェーンストア14年9月統計、総販売額1兆1145億円、前年同期比1.3%減に
イベント・展示会
- 横浜赤レンガ倉庫2号館が、オープン後初の冬迎える記念イベントを実施
- 京阪百貨店、守口店で歳暮内見会を開き今期の歳暮傾向を説明
- 日本経済新聞社、エコフェア&自然の恵みフェアを12月に東京で同時開催
施設・店舗
- イオン初の都心SC・品川シーサイドSCが開店、ジャスコ直営売り場が中核に
- 美香園、10月1日付けで営業本部を名古屋市中区丸の内へ移転
時評・コラム
- 時評 期待される環境ビジネス
連載・講演
- 特別講演 デフレ経営化における卸の経営戦略 ヤラカス館 深井賢一氏
- グローバル時代における新流通情報システム(17) 西山智章
その他
- 国際香りと文化の会、会員招き箱根ガラスの森、ポーラ美術館を見学
- 第29回近畿青雲毎日会が開催、アケボノ物産河野社長がネット74で優勝
- PRページ サンスター オーラルケア新習慣「いい歯の日キャンペーン」
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