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2002年9月25日号掲載記事より

ジップHDS、愛知の「ドラッグタックヘルシー」の普通株式の15%を取得

 中部地区の大手ドラッグストアグループのジップ・ホールディングス(舌古宏社長、売上高389億7600万円)はこのほど、愛知県下でドラッグストアを展開するドラッグタックヘルシー(武市敏雄社長、売上高19億5200万円)の普通株式30株(発行済み株式の15%)を9月11日付で取得し、資本参加することを発表した。同社は、今回の資本参加の理由について「愛知県一宮市周辺に9店舗を展開するドラッグタックヘルシーに資本参加することで、同地区での店舗網を拡大し、グループとしての展開エリアの充実を図る。資本参加後は、効率的な商品仕入れや店舗運営などにより、顧客満足と収益性の向上を目指す」としている。

パルタックが中四国支社の人事・組織改革を発表、四国支店等を新たに開設

 パルタックは10月1日付で中四国支社の組織改革を行う。今回の組織改革では、旧香川支店を四国支店として新たに開設するとともに、旧松山支店を「松山営業所」に、旧徳島支店を「徳島営業所」に、旧高知支店を「高知営業所」に、旧山口支店を「RDC山口」へと改編、また、人事異動も併せて行うことで、中四国エリアにおける一層の業務効率化を図っていく。

低価格化とブランド価値低下の懸念でメーカー、流通側の戦略に温度差

低価格化とブランド価値低下の懸念でメーカー、流通側の戦略に温度差

 長く続いた価格の低下が「ようやく下げ止まりになった」「金額は横ばいだが、数量は着実に伸びている」というメーカー側の声が多くなった半面、卸サイドでは価格の下げ止まりを実感していないところが多い。これは大手小売業が、価格訴求中心の販売戦略から抜け切れていないことや、卸の帳合い変更に伴う条件提示競争といった構造的な問題、また、「メーカーが店頭シェア競争のためだけを考えたリニューアルが多く、新製品が卸の売上げ・利益に貢献していない」(東京・中堅卸)という指摘もある。さらにこうした中、大手小売業のPB製品が再度復活傾向にあり、NB製品の価格も特売では大幅に値下がりに影響しているとも言われている。今秋は新市場開拓を狙った商品や高付加価値をコンセプトにした商品が数多く導入されたが、「付加価値が単なる棚割り競争のための具にしか利用されていない。もっとじっくり育てる必要がある」(東京・大手卸)との声もある。


2002年9月25日号 記事一覧

経営・施策

  • 資生堂、JR東日本とタイアップし、目白駅構内等で美容サービス事業を展開

製品・サービス

  • クレシア、ソフト感追求した「Kleenexフェイシャルティシュー5P」を発売
  • マスターフーズ、簡便性受け、ベディグリーチャムデリカスタイルが急成長
  • サラヤ、「ヤシノミ洗剤洗たく用」にエコパッケージ&紙スプーンを採用
  • ユニチャーム、下着の色に合わせて選べる「ソフィColorライナー」を発売
  • 花王、就寝前のリラックスをコンセプトにした新コスメ「SOO」を新発売
  • グラクソSK、下期テーマは店頭露出アップで、アクアフレッシュを強化
  • 小林製薬、天然木素材を使用した部屋用芳香剤「木風香」等の新製品を発売
  • ユースキン製薬、「ユースキンリップケア」のパッケージをリニューアル
  • 花王、「ベリーベリー」からファンデ上から使えるミスト状美容液を新発売
  • 資生堂、百貨店専用ブランド「ザ・メーキャップ」から限定カラーパレット

宣伝販促

  • サンスター、GUMオーラルケアセットが300名に当たるモニターキャンペ実施

人事・組織

  • ユニチャームプロダクツ、高井正勝氏の業務推進部長就任を含む新人事発表

研究・開発

  • 花王等の研究で2剤型歯磨剤とキシリトールとの併用で虫歯予防効果を確認
  • ライオン、大阪歯大と共同開発した「初期虫歯画像診断システム」を発表

イベント・展示会

  • 流開センター、「商店街情報化フォーラム」を10月9日に東京で開催
  • 世界ビジネスコンベンション「G-BOC 2002」が10月に大阪で開催

施設・店舗

  • PwCコンサルティング、9月17日に本社事務所を東京・丸の内へ移転
  • 東京・表参道のショールーム「資生堂コスメティックガーデンC」が改装

時評・コラム

  • らいたあ 9・11の悲劇から1年 転換期に生きるということ

連載・講演

  • 日石工組・中国視察レポート① 上海、蘇州、北京の3都市訪問

その他

  • マッチ時報第281号
  • PRページ 「クイックルワイパーカーペット用」が新発売


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